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Growth チームのページにようこそ。


ウィキメディア財団のGrowth チームは、新規参加者の編集を促進する一連の機能に取り組んでいます。これらの機能は新規参加者の活動を増やすことが実証されています。


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現在のイニシアチブ

コミュニティ設定
 

コミュニティの自主性は、編集機能を自分たちで構成できることで高まります。

建設的な活性化を実験

Growth チームではさまざまな方法を探求し、モバイル版で建設的な活性化を促進する所存です。

最新情報を入手!

Growth 機能のご紹介

機能を見て回ろう

新規参加者向けの新しいツール類はウィキに到着した初期につまずかないように補佐します。

皆さんのコミュニティと Growth 機能

機能の詳細は、コミュニティごとに適応させてください。新規参加者に対応するコミュニティのため、いくつかのリソースをご用意しています。

プロジェクト実績をご参照ください | Growth チームの沿革と目標 | 導入の一覧表

今後、取り組めそうなプロジェクト

プロジェクト実績

これらイニシアチブならびにそれに伴う特定のプロジェクトの現状を確かめるには、最新情報を入手!を参照してください。

導入の一覧表

なんで Growth という名前?

"新規の寄稿者の定着率をあげる"ってどういうこと?

当チームの活動目標では、「新規の寄稿者」とは特定のウィキのプロジェクトでアカウント登録を済ませてある人を意味しており、実際に編集をしたかどうかは問いません。 これらの人たちの「定着」とは、編集をしたことがあり、その後の期間にも編集を繰り返すという意味です。 寄稿者の皆さんが数ヵ月、数年と定着してくれることを希望する当チームでは、まずこれらの人たちが乗り越えるべき壁として、活動開始の初期の数日、数週間が課題だと認識しています。 このように Growth チームの優先順は、参加初日から数週間に集中しそうです。

定着率の計測には、いくつかの期間を設定できます。 定義は「活動2ヵ月目の定着率」すなわち、特定の寄稿者が参加第1月に編集をしており、第2月にもまた編集したら「定着」したとする見方です。 しかしながら定義としてはもう1件あり、「活動2週目の定着率」すなわち、寄稿者が参加第1週に編集をしており、第2週目にもまた編集したかどうかで「定着」したとする見方もあります。

作業を続ける中で私たち Growth チームはどの種別の定着率の拡大がもっとも重要で、どれを最優先して追跡するか、決めていこうと考えます。 定着率の公式な定義は、こちらのページをご参照ください。

背景

ウィキメディアのプロジェクト群は広範で深いコンテンツの集合体(ハブ) であり続けるために、新規の寄稿者を恒常的に受け入れなければなりません。 新規の寄稿者とは、活動が止まっている編集経験者に取って代わる存在です。 また編集コミュニティもより多様になります。 新規の編集者がたくさん入ってくると、プロジェクト群ではコンテンツが拡張し、その多様性も増していきます。 ところがウィキメディアのプロジェクト群では活発な寄稿者数は、現状維持もしくは減少傾向にあり、新規の寄稿者数もやはり同じ傾向を示しています。 この課題の研究は2013年に論文 The Rise and Decline of an Open Collaboration System: How Wikipedia's reaction to popularity is causing its decline に発表されています(仮題:オープンな投稿システムの盛衰:こうしてウィキペディアはその人気のせいで衰えた)。 執筆者陣は2007年以降、英語版ウィキペディアにおける活発な寄稿者数は減少を続け、主な素因として寄稿者にとって技術面と文化面の壁が増えた点を指摘しています。 それ以降、類似のパターンはウィキメディアの他のプロジェクト群でも散見されました。

ウィキメディアのプロジェクト群における、活動中の寄稿者数と寄稿者の定着率の分析結果は準備中です。

数値が高いかどうかの他に、他の調査から新規の寄稿者は各人の能力を発揮できずにいる、その理由は編集作業が技術的にも文化的にも複雑だからと示唆されています。 一例を挙げるなら、新規の寄稿者がやる気に燃えて最初の投稿をすると差し戻されたり、初めて立項した新規ページを削除されてしまったのに、合理的な説明はなにも与えられない、こういう事例はどこにでも見受けられます。 これらのせいで混乱し期待を裏切られてしまうと、もう編集なんて続けたくなくなるのです。

数値、調査研究、ストーリーを総合すると、既存の寄稿者の定着と新規参加者の参加拡充には改善できることがあることが指摘されます。 少し掘り下げると、ウィキメディア財団は中規模のウィキペディア群に注力すると決定し、その理由としてこれらのプロジェクト群にはコンテンツ拡張の需要、寄稿者の定着を保つ必然性があげられ、それらにはソフトウェアが果たせる役割を認めています。

ウィキメディア財団は、新規投稿者がやめずに続けたり去ったりする原因をより深く理解しようと、新規編集者の経験 調査プロジェクトを2017年に完了しました。

このプロジェクトでは、ウィキペディアの新規投稿者が直面する主な課題と、一連の潜在的な解決策を特定しました。詳細は以下の「課題」(Challenges)と「解決策」(Solutions)の節を参照してください。

The Growth team formed un July 2018 to take action on the challenges and solutions identified by the research project. We will continue our relationship with the Czech and Korean communities by testing changes in those wikis first. When we discover changes that increase contributor retention, we will engage other communities to consider deploying those changes in more wikis.

Although much valuable research has already been done to help our team understand new editors, important open questions remain. The team records and prioritizes our open questions on this page . We will be deliberate about using research, data, surveys, and feature instrumentation to answer them.

原則

The following is a list of healthy characteristics that we think wikis should exhibit with respect to new contributors. They are guiding principles for our team, and we hope to help make them a reality in the wikis we work with.

  • Diverse contributors lead to wikis with broad and deep content.
  • Contributors who want to make useful improvements to a wiki should all be able to find a place in the community where they fit in.
  • Contributors should be able to learn to edit on their own.
  • Contributors of any skill level should be able to ask for and receive help from other community members.
  • Contributors should be able to learn and edit in a supportive and non-confrontational environment.

Growth チームの使命

The mission of the Wikimedia Foundation's Growth team is to support new account holders by designing and building engaging, intuitive, and inclusive products that make it easier to join the Wikimedia movement.

Growth チームのビジョン

We envision a thriving Wikimedia community where the barrier to entry for contributing to Wikipedia and other Wikimedia projects is lower, allowing more people to successfully become active editors, and advance into roles that require more experience, leading to a sustainable and diverse knowledge commons.

課題

There are challenges that stand in the way of the principles above. The main challenges were identified by the New Editor Experiences research project that was completed in 2017. With the help of Czech and Korean community members, researchers interviewed 64 contributors to Czech and Korean Wikipedias to learn about why they started editing, what they found easy or difficult, and if they've stopped editing, why they stopped. The project surfaced a set of technical, conceptual, and cultural challenges, summarized below (2017 observations). Growth team’s work, along with other Wikimedia Foundation teams, helps wikis overcome these challenges so that the principles can become reality.

  • Technical: new contributors struggle with specific skills needed to contribute.
    • Editing: though Visual Editor is helpful for new contributors, it is hard for them to learn the process of building, citing, and publishing.
    • Communication: new contributors have trouble finding and using Talk pages. This is because Talk pages do not use Visual Editor, and because they work differently than other internet discussion systems.
    • Finding help: many wikis have scattered and inconsistent help materials that are difficult for new contributors to find and use.
  • Conceptual: new contributors have trouble learning core wiki policies and best practices. The following are the concepts that are most challenging.
    • Community: many new contributors do not realize there is an active community behind each wiki project.
    • Verifiability and citations: all content must be attributed to reliable sources.
    • 特筆性:掲載するコンテンツは全て、記事にする必要が認められるほど、広く注目を集めたものごとでなければいけません(Notability)。
    • 百科事典的な文体と中立的な視点:記事の内容は特定の議論に偏ることなく提示しなければなりません(Encyclopedic style and neutral point of view)。
    • 著作権:(Copyright)コンテンツは情報源のライセンスに違反してはなりません。
  • 文化面:(Cultural)ウィキ環境では、新規投稿者が自分の居場所を見つけようとしているのに、やる気を失う可能性があります。
    • ペルソナ:(Persona)新規投稿者はなぜ編集するのか各人の目的が異なり、それでもそれをどう実現できるかわからずにいます。
    • Framing: the way that contributors communicate impacts whether new contributors stay. Negative feedback can discourage further contribution.

解決策

Growth チームでは、上記の課題に対して複数の解決策を試み、その過程で学んだり視野を広げたりしていくつもりです。以下は新しい編集体験プロジェクトから得た成果であり、私たちが試みる解決策の指針となります。

  • 仲介する人たち:新規投稿者のうち、編集方法の習得に成功した人はパートナーや指導役の助けを借りる例が多いです。これらパートナーは、オフウィキの場として学校や図書館、オフ会などで出会うことが多いです。
  • 取り組みを学ぶこと:(Iterative learning)新規投稿者は安全な環境で時間をかけたほうが、編集技能の習得がうまく進みます。
  • 外部のヘルプ:新規投稿者はしばしば、ウィキペディアではない外部のヘルプを探しており、それはオフウィキの連絡だったり、インターネット上のその他のリソースを頼っています。

これらのトレンドから、上記の課題に対する解決策2件の主なカテゴリにつながります。通常、私たちチームの仕事は次のカテゴリのどれかに当てはまります。

  • 人間が人間をヘルプ:(human-to-human help)投稿者同士を結び付けるフォーラムやプログラムにおいて、経験豊富な投稿者が新規投稿者の成功を支援できるようにする。これにはヘルプデスクのフォーラムや、指導役制度(mentorship)を設けて活動すること、さらにオフウィキの人脈も含まれます。
  • 内容に即したヘルプ:ウィキペディアの編集体験が変わると、技術と概念の課題上のガイダンスを表面化します。これはガイダンスであり必要なときに必要な場所に表示され -- 表示先は発見が難しいであろう別のページではありません。

このページに掲載した発想の一覧は、これまでに当チームがコミュニティの皆さんと検討し協議したものです。

当チームとの連携

皆さんの意見や感想を聞かせてください。Growth チームと連携するには、こちらのガイドを参照願います。

脚注

以下のまとめは上記の背景や原則、課題や解決策の基盤を示すリンクや調査を示し、当チームの考え方を引き続き形成するものです。