行動規範
このページではウィキメディアの技術的空間でのコミュニティ方針を記載しています。 |
このページはウィキメディアの技術的空間の行動規範を扱います。 ウィキメディアの技術系のイベントその他で技術のプレゼン(実演)を行う現実の場と、仮想空間 (MediaWiki.org、wikitech.wikimedia.org、Phabricator 、Gerrit Code Review、技術系メーリングリスト、技術系チャットルーム、Etherpad その他、ウィキメディア財団が運営する開発方面の空間すべて) が対象です。
原則
違いを歓迎し開かれたコミュニティづくりに向けて、ジェンダーとその自認や表現、性別や性的指向、心身障がいや神経異型性、身体的外見、体の大きさ、人種、民族性、出身国、年齢、所属政党あるいは宗教に基づく差別を受けずに、誰もが敬意を払いあい嫌がらせ行為のない経験をする場の実現に力をつくします。
技術の習熟度とコミュニティの状態は、人々の敬意を払われるべき権利ならびに他者を尊重する責任になんら影響を与えるものではありません。 初学者もその他このコミュニティの参加歴が短い投稿者も、当然ながら歓迎され建設的なフィードバックを受けるべきです。 多大な貢献をしたか、技術的専門知識に秀でるかどうかは、行動の基準が劣ることを正当化しません。
許容されない行為
嫌がらせやその他の種類の不適切な行為は、ウィキメディアのすべての公的および個人のテクニカルスペースでは容認されません。 これには以下を含み、それらに限定されません。
- 個人攻撃、脅迫、脅し、あるいは意図的な脅迫ー行為
- 攻撃的、軽蔑、あるいは差別的なコメント
- 余計な、あるいは話題ではない性的用語や写真の使用。
- 不適切、あるいは不必要な注意、接触、または身体接触(性的意図の有無にかかわらず。)
- 不適切あるいは不必要な公的または私的な会話、フォロー、またはストーカー行為
- 迷惑な写真や録音物。
- 他者の同意を得ずにその個人特定に資するあるいはその他の個人情報をさらすこと。個人特定に結びつく一部情報の開示に同意を得ても、他の個人特定情報の開示の同意を意味しません。
- 非公開のコミュニケーションを不適切または不要に公開すること。嫌がらせを報告する目的 (このページの説明の範囲で) および/または内部告発の場合、非公開のコミュニケーションまたは個人特定情報を公開または報告することは許容される。
- 討議またはコミュニティを損なう行為として、継続して中断させる、割り込みまたはブロックなどの方法 (つまりトロール) でコミュニティの協働作業を害すること。
- 差別、とりわけ疎外されたグループやそれ以外の場合は過小評価されるグループに対する差別。そのようなグループに焦点を絞ったアウトリーチは許可され、奨励される。
- 真の違反を報告するという以外の目的で行動規範システムを利用すること (例:報告者または被害者への報復手段として、対象の対応が嫌がらせであると主張する報告を提出すること)。
- 委員会決定の回避をもくろむこと。例えば委員会の禁止期間中に、他者のブロック解除をすること。
問題点の報告
- 危害を加えるという脅迫その他の緊急事態の場合は、まず(可能な場合は)関連の取締機関に通報しemergency wikimedia.org宛てにメールでウィキメディア財団に連絡をしてください。(詳細はこちら。)
容認できない行動を経験したり、観察したりする人々は、以下のいずれかの手順に従うことをお勧めします。
- 容認できない言動をする本人に、やめるように頼む。この行動規範があることを示す。
- イベントで事案が発生した場合は、イベント主催者か、適切な連絡先に事案を伝える。
- 事案を直接、techconduct wikimedia.org に宛てて行動規範委員会に報告する。他の連絡先に報告した場合で、対処に納得できない場合にこの委員会に報告できます。
報告はできるだけ短く通知文のようにまとめ、リンクを記入します。以下の詳細情報は状況の把握に役立ちます。次の各点を含めてください。
- 連絡先:利用者名を使う場合 (例:ウィキメディアあるいは Phabricator 利用者名)
- 事案が発生したアカウントの情報:
- 発生したページと日時時間
- 容認できない言動の説明
- 関与した当事者、目撃者
- 今も事案は継続中かどうか
- その他、問題の理解に役立つ参考情報。以前に事案が発生しているか、固有の事情
- ある場合は、事案を証明する公開の場のリンク
- なにが起きたか説明する画面のキャプチャ(スクリーンショット)
レポートは機密扱いで処理されます。詳細については、Confidentialityを参照してください。
委員会への報告の処理方法については、Code of Conduct/Casesを参照してください。
帰属と再利用
この行動規範の元として貢献者規約 (特定版 49054013)、jQuery 行動規範 (特定版 91777886)、 Open Code of Conduct (v1.0)ならびにCitizen Code of Conductを参照し、あわせてウィキメディア財団の友好的であるべき空間の方針に準拠します。
「貢献者行動規範」ならびに jQuery 行動規範の文言はMIT ライセンスのもとで使用します (貢献者行動規範は現状で CC BY 4.0 に変更)。 Open Code of Conduct の文言は Creative Commons Attribution ライセンスのもとで使用します。 Citizen Code of Conduct の文言は Creative Commons Share-alike Attribution ライセンスのもとで使用します。 全体のテキストは MediaWiki.org の標準ライセンス(CC BY-SA 4.0)の下で提供されています。
技術的空間をすべての人にとって親しみやすい空間にするため、私たちは互いに貢献し各貢献者が果たす責任を尊重します。他のプロジェクトでは、ウィキメディアの技術インフラストラクチャの使用の有無に関わらず、この行動規範を採用し適応するよう推奨します。
関連項目
- Code of Conduct/FAQ
- Bug management/Phabricator etiquette
- m:嫌がらせ行為の方針
- wmf:友好的であるべき空間の方針 および m:助成金:仲良くすべき場で期待されること
- wmf:利用規約#4。特定の活動を控える
- m:Mailing lists/Guidelines
- m:コミュニティの許容度進展/衝突への対処
- すべてのウィキメディア財団職員ならびに理事会あるいは評議会委員が守るべき行動規範
- Expected behavior
- m:Code of conduct (メタ・ウィキの行動規範) と関連のリンク集
- 行動規範に関する公開ミーティングの記録
- 2018年4月期 - MediaWiki における行動規範の示し方に関する決議