トークページプロジェクト
このページは編集機能チームが担当するトークページについて、ウィキペディアの貢献者同士が意思疎通する機能の改善を取り上げます。
Talk Pages Project
オンウィキの意思疎通をより円滑にするため、既定のトークページの使い心地を進化させます。
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この作業の目的、これまでの経緯でどのような影響があったか情報を載せ、合わせて、なぜ現在、トークページの改善が急務なのか説明します。
イニシアチブ
この節でご紹介するプロジェクトは現在進行中です。また実装先の一覧には、それぞれの状況を添えてあります。
それぞれのプロジェクトでは、ウィキペディアの貢献者にとってトークページを使った意思疎通がより生産的になり、よりよい経験となるよう、目指しています。
プロジェクト
- 部分的に完了 利用者の署名要件 (進行中) : 利用者のカスタム署名の必須要件をコード化、トークページの機能の信頼性を高めます。
- 進行中 ユーザビリティ (進行中) : レイアウトと情報刷新で、議論の動きを把握しやすくなりました。
完了したプロジェクト
- 完了 返信ツール (進行中) : トークページのコメント返信もワンクリック。
- 完了 新しい議論ツール (進行中) : 新しいトピックを開始するために、現在のページを離れる必要はありません。
- 完了 通知 (進行中) : 特定の議論に誰かがコメントを投稿すると、通知が届く。
- 完了 モバイル (進行中) : 新機能と見た目を刷新して、画面が小さくてもトークページの議論に楽に参加できるようにした。
- 完了 Permalinks - link to and locate talk pages comments and topics everywhere they are referenced.
展開の状態
Talk pages project/実装の状況 では、それぞれのウィキメディアのウィキでトークページプロジェクトの機能がすでに展開されたかどうか、またその詳細をチェックできます。
更新
過去ログは 下位ページ「Updates」に移してあります。 編集機能チームはこのページで新機能の開発、展開計画、質問に関する情報を共有しました。 個別の機能の更新情報は、機能の下位ページに投稿しており 、たとえばトークページプロジェクト/返信#更新を開いてください。
「Update」下位ページのほかには下記のページでも最新情報について閲覧できます:
- Phabricator – 編集機能チームの日常業務を閲覧できます。
- 編集機能チームニュースレター
目的
ウィキペディアは投稿者の共同作業に依存しており、意思疎通はその作業で重要な部分を占めています。[1]
ところが、ウィキペディア上の意思疎通はトークページで交わされるため、投稿者の経験値によっては使いにくいという問題があります。
専門知識を備えた投稿者は他の投稿者のために手作業を代行するとペースが落ちた と報告しており、「……まず投稿について誰がいつ実行したかを確認する目的は、会話の流れを把握するため、適切な場合はユーザーのトークページに書き込むため、あるいは単に返信する価値があるかどうか投稿の新鮮度を確認するため」だとしています。[2]
ところが経験の浅い投稿者ほど、コメントへの返信などの基本的な動作をややこしいと感じがちです。 その人たちの中には場合によって、記事のページとトークページを混同している人もいます。[3]
このプロジェクトで編集機能チームは主に2点の目標を立てました。 開発するツールの目的:
- 編集初学者にとってわかりやすい意思疎通の方法にして、生産的な投稿者へ成長を導くこと。[4]
- 経験が長いほど、自分のウィキ作業について他の利用者と意思疎通したり共同作業をする上で弾みがつく。
このプロジェクトは2019年トークページに関する聞き取り調査の成果であり、既存の意思疎通用ツールならびにその改善を主題として、5ヵ月にわたり15言語を横断する20件のウィキでボランティアを動員し、4プロジェクト (ウィキペディア、コモンズ、ウィキデータ、ウィクショナリー) ならびにウィキメディア財団職員から各人の経験を集めました。
トークページ・プロジェクトは、ウィキメディア運動の中期計画に準拠します。 わけても同計画の優先事項として活力のある運動の「……編集初学者を歓迎しサポートする」を支えるものです。 私たちの分析では、活動歴の浅い編集者が習熟と上達を左右される要素として、経験値の高い編集者と意思疎通できる能力、すなわち直感的にトークページを使えるかどうかによって左右される点があります。[4]
用語集
トークページ・プロジェクトの用語集の目的は、このプロジェクトでお互いに使う用語の意味を統一し、参加者全員がトークページに関する意見交換ならびに文書化においてより効率的に動けるようにすることです。
脚注
他のプロジェクトでも、投稿者がトークページでより良い経験ができるよう、過去にも現在も改善の努力が続いています。 その存在が続くためにも、この固有のプロジェクトの存在意義があります。 チームでは今後も、たとえば下記のプロジェクト群から知見を得ていくつもりです。
もし皆さんから、目を配っておくと良いプロジェクトあるいは情報源のおすすめがありましたら、トークページで発言をお願いします。
トークページ・プロジェクト:
- 使いやすい議論機能
- 過去の議論用ツール
- 2014年11月、トークページと返信機能(Flow)のモデレートテスト実施
- 返信機能(Flow)の満足度調査
- 返信リンク (en.wiki)
- Reply Links (pl.wiki)
- 2019年トークページ協議会
よくある質問
新しいトークページはいつ公開しますか?
トークページの「新版」 を一気に公開するわけではありません。 その代わり、このプロジェクトでは暫時、一連の改善を繰り返して加えていき、時間と共に実装します。
トークページはどのように変更される予定ですか?
- 機能によっては新しいウィキ文の導入により実現します。 そうはいうものの、ウィキ文を変更できるのは、投稿者の役に立つ新機能を有効にした利用者に限定されます。 新機能の例としては特定のコメントへの返信、特定の議題をウォッチリストに追加する、といったものが挙げられます。
- ページに「議論」タブがある場合には、暫定的に変更する
- 現状では metadata – 現状では一部のトークページのみ冒頭に表示 – のある場合のみ変更する
関連ページ
- Extension:DiscussionTools
- 返信ツールのビジュアルモードにおける制限
- Extension:DiscussionTools/How it works
- Special:ChangeContentModel - テストの時に管理者が会話ページで構造化された議論 を無効にする必要がある場合
- Extension:DiscussionTools/New Topic Methods - トークページに新規の見出しを立てる時、新しいトピックツールがカスタムの作業手順をどのように扱うか確認
- 機能の概要
- 既存のツール
- 用語集
- Help:議論ツール
- 新しいトピック
- プロジェクトへの参加
- 提携ウィキにおける議論:
- プロジェクトの最新ニュース
- 返信ツール
- 返信ツールのプロトタイプテスト
- トークページプロジェクト(英語版ウィキペディア)