Help:議論ツール

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このページはウィキペディア編集者など、 DiscussionTools (議論ツール)を使用するエンドユーザー向けのヘルプページです。

議論ツールはMediaWiki と並存する既定のトークページ用システムです。ウィキメディア・ウィキではどのウィキでもトークページにこれを既定で展開しています。モバイル機器でもデスクトップでもウィキメディアのウェブサイト版に導入済みで、同アプリ版では使えません。

返信ツール

既存のコメントの末尾に、返信を投稿する新しいリンクが追加されます。

使い方

 
ビジュアルモードのスクリーンショット
  1. 署名つきコメントの末尾に返信のリンクがあります。 そのコメントに返信したい場合、返信リンクをクリックしてください。
  2. すると、編集ボックスが表示されます。 あなたのメッセージはボックスの位置に置かれます。
  3. そのボックスに返信文を入力します。 返信する人の署名と投稿日付は、自動的に追加されます。
  4. 返信文が完成したら、返信のボタンをクリックして投稿します。

特徴

  • ビジュアルモードとソースモード(ウィキテキストモード)の間で切り替えることができます。
  • ソースモード(ウィキテキストモード)では入力を進めるごとにプレビューがその場で表示されます。
  • ビジュアルモードでもソースモードでも、リンク追加、利用者への通知(@マークを入力)、文字の修飾にキーボードショートカットを使用できます。
  • コメントを入力中に、たまたま誰か他の人が同じ節にコメントを追加すると、警告を示します。 新しいコメントを読むには、 1件の新しいコメントを表示 を押します。 コメントを数文字でも入力済みなら、それが消えないように処理を試みます。 ページが大きいと、場合によってコメントの復元に時間がかかります。
  • 詳細はHelp:DiscussionTools/Magic words and markup に説明したように、個別のページでも見出し単位でも、返信を無効に設定できます。

限界

  • 2022年現在、このツールは複数行にわたるテンプレートや行のはじめに置く必要のあるウィキテキストの要素(たとえば、ウィキテキストにおける表組みの構文)と併用できません。 あなたのコメントにこれらの構文が含まれる場合、ビジュアルモードへの切り替えができなくなります。 詳しくは返信ツールのビジュアルモードにおける制限を参照してください。
  • 返信ツールは下記のページでしか表示されません。
    • トーク名前空間にあるページ
    • 名前空間($wgExtraSignatureNamespaces)にあるページで、「署名を追加」のツールが表示されるよう設定された場所。 ウィキメディアのウィキの大半においては「プロジェクト」と「ヘルプ」名前空間が該当します。
    • 手動で__NEWSECTIONLINK__を使用し、話題追加ボタンを追加したページ
  • 返信ツールは利用者アカウントへのリンクとタイムスタンプの両方が同じ行に含まれる場合、表示されます。 署名をカスタム化してあると、検出できない場合があります。 詳しくはこのコメントに返信できない理由はなんですか?のページを参照してください。

話題の追加ツール

話題追加ツールは、ページ内で新しい主題をあげて議論を始めるために使います。 この機能とその制限は、返信ツール自体の制限や機能とほぼ同じです。 表組など複雑な書式も書き込めます。

新しい主題の書きだし

 
新しい主題ツールのスクリーンショット
  1. ページ最上部にある「話題追加」タブを押します。
  2. ページ最下部に入力ボックスが現れます。 あなたのメッセージはボックスの中に入ります。
  3. まずボックス内、「件名」と書いてあるところに題名を記します。 題名は必ず記入してください。
  4. 大きい方のボックスに返信文を入力します。 返信する人の署名と投稿日付は、自動的に追加されます。
  5. 返信文が完成したら、トピックを追加のボタンをクリックして投稿します。

メッセージ内容をプリロードする

2023年3月以来、新規トピックツール(New topic tool)ではトークページのメッセージをプリロードしており、MediaWiki のネイティブのプリロード に似せてあります。 この機能のサポートは、T269310の一環として導入しました。

プリロードを有効にする場合は、 dtpreload=1 パラメーターの設定が必要です (InputBox usedt=1 でも可能。) もし有効化のパラメータを設定すると、以下のURLパラメータがプリロード用に読み込まれます。

  • preloadtitle - 設定すると、トークページのメッセージ主題にその値を使います
  • preload - 設定すると、値が指定したページを使ってトークページのメッセージ内容を先行読み込みします
  • preloadparams[] - この値を設定すると、先行読み込みするテンプレートのパラメータを置換します。$1, $2, $3を用いてパラメータ単位で指定します。 このパラメータは何回でも使うことができます。
  • editintro - 入力すると、テンプレートから出力したメッセージを新しいトピックツールの冒頭に表示します。

トピック単位の購読

 
節の見出し横にある 更新を通知 ボタンを押します。

トピック購読機能は、議論の見出しの端に購読を追加します。リンクボタン購読を押すと、もし新しいコメントがその節に追加されると、そのたびに通知がとどきます。

 
購読しているトークページから届く通知例。スレッドに新しいコメントが付いたとき

個人設定 → 議論ページで自動的にトピック購読する設定もできます。 スレッドの自動購読は、編集が返信ツール主題の追加ツール を使用した場合に限定されます。

この見出しを購読すると、購読解除 リンクが表示されます。 これをクリックすると、その見出しに対する新しいコメント通知を停止します。

トピック購読中の議論の一覧は Special:TopicSubscriptionsで確認してください。 そのページのどの主題も、購読を止めることが可能です。

注記

  • 通知は1番目のコメントとそのタイムスタンプを基準にします。そのため節の見出しが書き換えられても影響を受けません。
  • 購読の対象は、中見出しつまり ==レベル 2 の見出し== に限定されます。
  • どんなインターフェースを使って投稿しても、コメントが付くと通知が届きます。
  • もし会話が他のページに移動したり、見出しが編集で変わっても、購読が切れることはありません。
  • 技術情報は Extension:DiscussionTools/How it works#Notifications にあります。
  • 特定のMassmessageによって配信されたスレッドを購読すると、同時刻に投稿されたスレッド全てを購読した形になります。[1]

ページの購読

 
Skin:Vector 2022 の場合、ページ購読リンクの位置。ここでは「ツール」メニューを固定してある。

トークページ全体を購読すると新規の話題は通知されます。

このリンク「購読」は「ツール」メニューを開くと現れます。個人設定に左右されますが、このメニューはずっと表示することも、折りたたんで「ツール」メニュー内に格納することもできます。

これをクリックすると、購読リンクは購読解除リンクに変わります。

これはページをウォッチリストに入れる方法とは異なります。特定のページをウォッチリストに入れておくと、そのトークページに編集が加わるたびに通知が届きます。対象は新しいトピックの投稿、コメント投稿、投稿済みの内容の編集その他。 トークページ全体を購読している場合は、今後、新しい話題が投稿された場合のみ通知が届きます。

表示される情報と見た目

 
議論のそれぞれの主題は見出し直下に変更あり (矢印のところ)

議論ページはそれぞれの(見出し単位の)節(セクション)について追加の情報を表示するようになります。 議論ページの見た目は記事本文とは異なり、新規利用者にも他の利用者との会話の場所だとわかるようにしてあります。

この機能で追加される新しい情報とは、次のとおりです。

  • 主題ごとの投稿者の人数、コメント件数、直近のコメント投稿からどれくらい時間が経ったか – 表示場所は== 節の見出し ==文字列の直下
  • そのページで最も現在に近いコメント – ページ最上部
  • コメントのスレッド単位のコメント数 – 見出し欄(2022年版ベクター外装に限定)

この機能はまた、トークページの見た目、特にレベル2の見出し(==Level 2==)が変わります。

この機能を無効にするには、Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion で指定してください。 「 インラインでの話題追加を有効にする」を探して白丸をクリックして左に置いてください。

トークページと固定リンク

どのコメントにも個別の固定リンクを割り当てました。 コメントがどこかへ移動されても、このリンクでコメントを追跡します。 この機能は2024年1月29日付でウィキメディアのウィキのほぼ全体で有効にしてあり、英語版ウィキペディアへの導入は同年6月27日付でした。[2]

特定のコメントに対するリンクは、添えられた署名のタイムスタンプに紐付けされます。 リンクをマウスでクリック(モバイル機器ならタップ)すると、固定リンクはクリップボードに転写されます。

リンクを設定したページからコメントが移動されると、投稿した利用者に通知が届き、新しい場所のリンクが付いています。

このリンクを押してコメントを開くと、背景に着色してあります。

固定リンクのデータ形式

URL の断片は現行では特定のデータベースで識別子として扱われます。その時点でコメントが載っているのがどのページでも問題になりません。新規のトピックでも返信でもこの扱いになります。

新規の投稿は新しいメッセージの執筆者名とタイムスタンプ、また返信の投稿者名とタイムスタンプを使います。もっとも普及したパターンは右のとおり:#c-<username1>-<timestamp1>-<username2>-<timestamp2>

新しいトピック識別の要素はその題名と執筆者、タイムスタンプ:#c-<username>-<timestamp>-<topic title>

それに加えて、既存の節でトピックへのリンクが最も新しく書式が #<topic title> の場合も、このメッセージが呼び出されます。[3]

トラブルシューティング

きちんと署名をつけたコメントを考慮に入れます。 適切な署名とは、利用者ページもしくはそのトークページあるいはご本人の投稿履歴へのリンクを示し、ウィキの設定にしたがってタイムスタンプが添えてあります。 カスタム設定した署名は検出から漏れることがあります。

署名の要件に適合するコメントは投稿からの時間経過に無関係に、固定リンクの対象候補になります。昔のコメントまでさかのぼって適用します。

すでに投稿したメッセージの署名文字列内の名前またはタイムスタンプを変更すると、パーマリンクが切れます。

コメントが削除されると、さかのぼって探すことができます。そのコメントが載った直近の過去版を表示します。操作はSpecial:FindCommentで実行します。

トークページの固定リンクは<h1>見出しの配下に参照読み込みされていると、正常に動作しません。

モバイル版

 

上記のデスクトップ版の機能はすべて、モバイル版ウェブサイトでも有効です。 モバイル外装のデザインにフィットするよう、またモバイル版の編集操作に合わせてあります。

返信ツールのコメント欄は、皆さんのコメントの行頭を揃えて表示します。 (訳注:通常のコメントのように)水平方向の字下げ(「インデント」)をしない理由は、モバイル版の小さな画面でも、編集に使える領域を広く確保するためです。

注記

  1. タスク T334906
  2. T302011
  3. 2023年8月時点より前に投稿されたテーマのリンクは、索引化が部分的です。範囲はトピックのリンク限定で、どのコメントも固定リンクは有効です。