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矢印の箇所を変更(2022年版ベクター外装の変更点の一部)

このページではウィキメディア財団編集機能チーム(英語)が取り組む「トークページの改善」プロジェクトを紹介します。このプロジェクトの趣旨は、利用者がもっと直感的にトークページの目的と使い方を認識し、シームレスに他の人々と意思疎通ができるようにすることです。

この更新作業について、需要の評価といきさつはこのページの見出し「#背景」の説明をご参照ください。この取り組みでは、現在の見た目と使いこごちへの下位互換性を保証します(旧版へ戻したい利用者に対応)

今回の更新について、今一度、皆さんの考えを共有してくれませんか? 例えば、更新によって「#返信ツールボタン」は、ほんとうに見やすくなるでしょうか? よろしければテストウィキの試作版を参照して、このページのトークページにてご意見ご感想、ご質問やご指摘を投稿してくださるようお願いします。もちろん日本語でも英語でもOKです。

なお、現状で一連の変更点の前に戻したい場合は、お手数でもログインして皆さん各人の特別:個人設定を開き、いくつか項目がありますので無効にしてください。「編集→議論ページ」を確認して、不用分の先頭のチェックボックスをクリック、無色に変えると反映されます。

今回の更新(コメント募集)

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大見出しの表示を変更 (ページ題名)
現行
ノート:東京都
更新後
ノート:東京都

時点現在、フェーズ2が進行中です(2022年11月完工予定)。一連の変更には以下を予定しています。(詳細は「アプローチ」以下をご覧ください。)

トークページの題名

  • 「名前空間」名を示す半角コロン「:」と、「ページ」名の間隔をわずかに開く(表組みをご参照)。
    • {{visible template|質問}}:これは日本語ウィキペディアに適していると思いますか? 空間は適切ですか?

返信ツールのボタン

  • 見た目を更新。
    • 旧来のボタン:[ 返信 ]
    • 新しいボタン:返信  太字にして四角カッコを除去

ページ最上部

  • 要素を追加。当該のページの最新の状態がわかる。直近の投稿にリンク。
  • 2022年版ベクターに対応、常置型ヘッダーに [話題追加] ボタンを表示(デスクトップ版限定)
  • 2022年版ベクターの目次は、見出し単位のコメント数を照会。
  • 「最新のコメント」の右の青いリンクを押すと、直接、直近のコメントへ移動。
  • 「トピック」の右の青いリンクを押すと、そのトピックの== 見出し ==へ移動。
  • 「閲覧」ボタンはそのスレッドにとどまる。

これまで日本語版ウィキペディアに一斉通知バナーを使って告知を2週間行い、ご意見募集をしました。前回は トークページプロジェクト/使い心地/試作版(MediaWikiのページ)にお誘いしました。今回は場所を日本語版ウィキペディア内に設けています。ぜひ皆さんの感想やご指摘を聞かせてください。

進行日程

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  •   Done 返信ツール
  •   Done 購読ボタン
  •   Done 議題の追加ツール
  •   In progress フェーズ1:見出しのコンテナ – 2022年10月
  •   In progress フェーズ2:アフォーダンスの閾値をクリア – 2022年11月
  • Template:可能 フェーズ3:ページの枠(文脈の可視化) – 未定

戦略とアプローチ

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戦略:「読みやすさ」を目指してゆっくり開発

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編集者の支援策として、これまで以下の選択制の変更を段階的に積み上げてきました。

これらの新しいツールの一部をモバイル版のブラウザモードで利用できます

当チームの目的は以下のとおりです。

  • トークページが何のためにあるか、認識しやすくするため。他の人に連絡したり意見をかわすための空間。
  • トークページで起こっている会話を「特定」して「理解」するため。
  • どうすればトークページに参​​加できるか、手順を知っておくため。

アプローチ

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当チームの目的について、戦略を3段階に分けて取り組みます。

日本語話者の皆さんのニーズと期待を聞き入れて設計プロセスに組み込むことを重視しています。

これまでの進捗は以下のとおりです。(時点でフェーズ2)

フェーズ 1: 見出しのコンテナ(トピックを明示)

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フェーズ1。見出しのコンテナ(デスクトップ版)

(詳細は技術空間のタスクT269950

まず、==トークページの節見出し== の外観を更新。見出し直下にその議論に固有のメタデータを導入します。

ここで言う「議論に固有のメタデータ」とは、以下の情報を指します。

  • この会話が最後に編集されたタイムスタンプ(図では「3分前」)
  • 会話のコメント数(同「3件のコメント」)
  • 会話に参加した一意の人数、(同「2人が会話に参加」。※=同じ人の複数回の投稿は数えません。)

フェーズ 2: 意味づけの明確化

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(詳細はT267444T255560

第2段階では利用者の皆さんが簡単に使い分けできるように意味づけを行います。特定のコメントへの返信、新しい会話の開始など見分けやすくするためです。(これをアフォーダンスと呼びます。)

この工程を受けて、返信ツールのボタンの見た目が更新されます。

  • 旧来のボタン:[ 返信 ]
  • 新しいボタン:返信  太字にして四角カッコを除去

フェーズ 3: ページの枠(文脈の可視化)

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ページ上部欄外に新しい要素を追加(「ノート」「閲覧」「最新のコメント」)。

(詳細はT269963ご参照)

最後の第3段階では、議論のページの最上部、題名の直下に新要素を導入します。これら要素は予想図(右)の「ノート」「閲覧」のように、個別のトピックではなくトークページ本体におよびます。パッと見て、自分が開いているページが議論のページであり、編集者が意見交換や質問をする場所だと直感的に把握するためです。また直近でいつコメントが増えたかわかる点も主な特徴です(図の3行目の冒頭「最新のコメント」)。ただし一部の変更は2022年ベクター外装のみに導入します。

  • 旧来のリンク(左から):「利用者ページ」「ノート」「閲覧」「☆/★」(星印=ウォッチリスト)「その他」からの変更点は

更新の提案(同):変更点は、「その他」を展開してリンクを可視化。

次の段階

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当プロジェクトに興味を持った皆さんは、ぜひ各人の特別:個人設定の「ベータ版機能→Discussion Tools」を有効にしてください(項目名先頭の小さい箱をクリックして色を反転。)

また、「#質問」へのご意見ご感想、ご指摘、はトークページへの投稿をお待ちしています。

背景

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さて、このイニシアティブはトークページ・プロジェクト という大規模な構想の一環です。ウィキペディアのすべての貢献者がもっと簡便に意思疎通できるよう目指します。当チームはこれまで2019年トークページ協議を実施、個別のコミュニティの既存の規約を重んじて微調整しながら、トークページの見た目を段階的に進化させる所存です。この取り組みでは、現在の見た目と使いこごちへの下位互換性を保証します(旧版へ戻したい利用者に対応)

編集機能チームはウィキ文形式のトーク・ページを{{visible template|発展|背景}}させ、経験のある寄稿者が記事ページの作業を調整したり、他の編集者との連携を簡単にしたい、また編集初学者もトーク・ページを理解して使ってほしいと考えています。

編集初学者)(以下ジュニア[a])にも、他のボランティアと意見を交換したり質問する貴重な空間として、ウィキ文形式のトークページを発見してもらう必要があります。その点、経験のある編集者(以下シニア[b])に当てはめると、会話の大要をすばやく把握する簡便な方法が必要ではないでしょうか。

ところが調査の結果、トークページは不必要に難しいと多くのボランティアから声が上がりました。具体的にはユーザーのフィードバック[1][2][3][4][5][6][7][8]、使い心地テスト[9][10]トークページの聞き取り調査では特に新規参加者(#Newcomers)、混乱(#Confusion)、設計(#Design)の節が参考になります。学術研究[11] によるとトークページは読むのも使うのも難しいことに脚光が当たります。

「現在のトークページは構成からして混乱します... [一部の]参加者にとって内容を読む前に、トークページ自体が何か把握するまで4、5分もかかり、「整理されていない」から「議論に参加し難い」のです。」
「本当に新しい議論を始める場所なのか、何のためのページなのかわかりません。」使い心地(ユーザビリティ)テスト参加者
「たとえば、英語版ヘルプデスク(WP:Help desk)で長い議論を目で追って内容を分析するのによく苦労します。場合によって議論に3人以上が参加したり、(返信ではない)投稿が5件以上のこともあります。投稿同士の間隔の開け方も、署名やインデント、投稿の長さもバラバラです。だから混乱して、全然別のユーザが書いたものなのに取り違えて、関係ない投稿者に反応してしまう。 長い議論を読むのにうろうろしてます……より抜粋して転載
「さまざまな要素が目に入らなくて、何度も読み直して必要なものを見つけようとする他なかったのです。誰が投稿したメッセージを読んでいるのか紛らわしいです……ウィキテキスト形式で書くトークページを、もっとわかりやすくしてほしい。」

編集チームは、ウィキテキスト形式のトークページを理解しやすいものにするため、次の事項を検討してきました。

  1. ジュニア編集者は、トークページとは、他のボランティアに質問したり意見交換をする空間であると直感できる。
  2. 会話に参加するためのツールを、ジュニア編集者にも見つけやすくする。
  3. シニア編集者は進行中の活動のレベルを、トークページで迅速に評価できるようなる。

脚注

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注釈

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  1. 当該のウィキペディアで一定の投稿回数以下。英語版では投稿回数100回未満。
  2. 当該のウィキペディアの編集回数が特定の回数以上の編集者。英語版ウィキペディアでは累計500回超。

出典

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関連項目

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