Reading/Web/改良版モバイル投稿モード

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改良版モバイル投稿モードは機能の組み合わせにより、モバイルモード使用時に投稿者用の機能やツールを追加します。 改良版モードを有効にするには、モバイルサイトで設定を開き「Advanced mode」を選択。(訳注:左上の≡マークを押してメニューを開き、一番下の「設定」をタップ、次画面で「Advanced mode」の楕円を右にスライドして青色にします。)

よりデスクトップ版の使用感に近づけるよう、ナビゲーションと特別ページ に注力して機能性の拡張に取り組みます。

下記の変更点の節には、実現を目指す機能や性能が理解できるようにまとめました。

機能をお試ししたら、ぜひ議論のページ で感想 (良い点も欠点も) 、提案を聞かせてくださいませんか。

プロジェクトの概要

モバイル機器向けの改良版投稿モードは機能の組み合わせにより、ウェブ版投稿者用の機能と可能性を追加します。 ナビゲーションの要素とメニューが加わりトークページへの遷移や編集履歴、ページ情報 の参照が以前より簡単になり、さまざまなページツール、ユーザーツールを増やして特別ページも追加しました。 デスクトップ版と等しい機能の特別ページを追加 (例:最近の更新、編集履歴) 。 概略:モバイル版で高度なモードに切り替えると、よりデスクトップ版に近い機能性が実現。 注目すべき機能:

記事ページ上部のタブ切り替え 記事のツールメニュー 利用者メニュー 特別ページ用機能の充実
       

プロセス概要の早わかり

1. はじめに

2018年初頭には重要な投稿ワークフローの多くでサポートが手薄でした。 そのため多くの編集者に対し、モバイルウェブ版からの投稿を妨げました。 閲読者ウェブチームで問題解決に取り組むことにしました。 デスクトップ版ウェブサイト同等の機能性を盛り込み、投稿しやすさを広げたかったからです。 目指したのは、ゆくゆくはモバイルサイトから投稿を増やす変更です。

2. 調査

バルセロナ ハッカソン (2018) からウィキマニア ケープタウン (2018) までの期間を当て、当時のモバイルサイトで主な限界は何か、実際に編集者40人超から聴き取りました。

3. 設計とテスト

着手時の調査とこれまでコミュニティから寄せられた要望に基づき、当面は特別ページとツールの使いやすさと画面遷移に集中することにしました。 プロトタイプを作成、編集者61人に試用を依頼。 反応はたいへん肯定的で素晴らしい指摘や有効な懸案事項も含まれ、そのほとんどを設計の最終案に反映できました。

4. 展開

ページ最上部に取り入れた、記事とトークページ (Article & Discussion) タブの開発はこうして着手したのです。 この機能はまずウィキペディアのアラビア語版、インドネシア語版、スペイン語版にそれぞれ選択肢として公開しており、これらの言語版はモバイル版利用者の割合が高いことから選ばれました。 先行する3言語版で複数の機能を実装してから、続いてイタリア語版、日本語版、ペルシャ語版、タイ語版にも公開しました。

5. 結果

2019年8月6日時点でこれを全ウィキペディアに「Advanced mode」として公開し、提供の形態は、まだ利用者が有効にするか決める選択肢です。 定着率:改良版モバイル編集機能を展開した統計対象のウィキペディア群で 81% 。(集計期間:2019年3月20日-同6月30日)。

下記の開発段階の記録とプロジェクトの付属情報をご参照ください。 この機能を有効にした利用者の皆さんは、ぜひトークページに参加して、質問やフィードバックの投稿をお願いします。

背景

モバイル版外装のMinerva Neue は新しい読者向けに特化してあり、活発な編集者に欠かせない複数の重要な投稿ワークフローは、あえて省略してあります。

PC環境専用のリンクやページが混在し新人読者を混乱させがちでしたが、モバイル版に特化しないばかりか動作が保証されない特定のものは、この外装では省きました。

その反面、多くの編集者はモバイル環境で非表示になったページの編集や管理を阻止されてしまいます。

閲読者ウェブチームは皆さんのコミュニティのリクエストをこれまでに注意深く追い、2018/2019 事業年度は投稿ワークフローにさらに焦点を当てる計画です

現状で非表示のページを表示させ修正可能にするため、必要不可欠な作業の完了をチームの目標にしました。

左記に加えて豊富な編集機能が並ぶようにナビゲーションの表示を広げ、モバイル版ウェブサイトでそれらの機能を使えるように開発を進めています。

計画ではオプション機能として編集者に選んでもらう方向です。

これによりモバイル端末上でいちいち表示をデスクトップ版とモバイルサイトの間で切り替える手間を減らせるはずですし、携帯端末を使った編集経験が改善されると見込んでいます。

現状の Minerva 外装で投稿ワークフローを拡充すると、たとえ完ぺきとは言えないまでも、モバイル版からの貢献を増やすには最も効率的な方法と判断しました。

またこの判断により、すべてのツールが利用できる状況を最短の時間枠で実現し、ワークフローの最重要課題の探求と開発を掘り下げるために時間を確保したいところでもあります。

この目標は2018年度年次計画の成果報告書 3.1 に盛り込んであります。Contribution tools on mobile web via an existing MediaWiki skin (現状のMediaWiki外装を利用したモバイルウェブ版の貢献用ツール) としてまとめました。

更新

August 1, 2023 - Full-page editing added on mobile

 
Full-page editing on mobile

You can now open the full-page editor in the Minerva skin. People who have Advanced mode enabled will notice a new "Edit full page" button within each page's overflow menu.

2019年10月10日 - 改良モード Advanced mode を全プロジェクト群に実装

改良投稿モードをウィキメディアの全プロジェクトに実装しました。

2019年8月 - 改良版モードを全ウィキペディアに実装

改良版モバイル投稿モードはウィキペディアの全言語版で利用できるようになりました。ぜひ試してみて、フィードバックや感想、改良できる点などをどんどんトークページに投稿お願いします!

2019年8月6日 - ほぼ実装準備を完了

前回の更新から多くの変更点があります。

改良版モバイル編集機能の展開

改良版モバイル編集機能 (AMC) をウィキペディア7言語版に展開完了。アラビア語版、インドネシア語版、スペイン語版、日本語版、イタリア語版、タイ語版。

これまでのデータ

  • AMC を実装した対象ウィキの平均保持率は 81% (集計期間: 2019年3月20 日 - 同年6月30日)。この数値から全体として AMC を有効にした利用者のほとんどは無効にしないで継続使用していると考えられます。
  • 対象ウィキによって定着率に幅があり 72.6% (ウィキペディア日本語) から 90.8% (同ペルシャ語版)。
  • ウィキ単位で報告書をまとめ、こちらで公開しています。

変更点

  • 変更履歴のページ - ページ最上部に置いたリンク(時計アイコン)を開くと、ほぼデスクトップ版と同等の操作ができるようになりました。

 

  • ユーザーメニュー - ページ上部のユーザーメニュー(人間アイコン)を刷新、リンク先に利用者ページとトークページ、ウォッチリストと投稿記録、下書きを載せました。

 

  • 展開メニュー - ページ名の下のツールバーから展開メニュー(三点アイコン)を開くと、ページ情報とウィキデータ項目、固定リンクなどへリンクします(訳注:「PDF ダウンロード」項目は増設予定)。

 

2019年5月8日 - メインメニューをウィキペディアのアラビア語版、インドネシア語版、スペイン語版で実施

ウィキペディアのアラビア語版、インドネシア語版、スペイン語版では改良版投稿モード(AMC) を有効にすると、メインメニュー(ページ左上の≡マーク)から各種ページを開けるようになりました。リンク先は特別ページすべてが揃い、それぞれのウィキペディア単位のコミュニティポータルにも飛べます。

メインメニューの例

     

2019年3月27日 - 初の展開をウィキペディアのアラビア語版、インドネシア語版、スペイン語版で実施

改良版モバイル投稿機能は初回のリリースを完了しました! ウィキペディアでこの機能を有効にできるのはアラビア語版、スペイン語版、インドネシア語版のログイン利用者です。ノートに移動しやすく (ページ上部の「discussion」タブ) 変更履歴ページの閲覧 (操作用ツールバーの履歴アイコン)が楽になります。 次は「変更履歴」を現状のモバイル仕様から操作可能なデスクトップ仕様に変更するため課題を解決し、モバイル版の機能性を最大限に発揮するように目指します。 リリース初号では残念ながら「変更履歴」は以前のまま、モバイル版のページに遷移していました。 対象のウィキで改良モードを有効にするには、モバイル版のブラウザでウィキペディアを開き、メニュー(左上の≡マーク)から「設定」→「Advanced mode」の楕円を右にスライドします。

オプトインする方法

 

議論のページの見方

 

変更履歴の見方

 

2019年1月14日 - トークページのリンクの処理

嬉しいことに、改良版貢献モード開発の初期段階が進行しています。 コミュニティの皆さんのご協力とチームの研究に基き、モバイル投稿の重要な要素はトークページをより使いやすくすることだとわかりました。 まず最初に、すべての名前空間で各ページの一番上に「トークページ」へのリンクを追加します。 作業を段階的に進めることを目指すチームは、まず初めにリンクを作り、ユーザーを現在のモバイルトークページ体験へ導きます。

 

ただ、ここでいう現在のトークページの経験は、記事自体との連携が整っておらず - 特に「ウィキページとして読む」モードに切り替えた場合に完全ではありません。 そのため記事ページに戻ろうとすると、とまどうかもしれません。 そこで、記事本文とトークページの経験を統一することを設計の目標のひとつにして、そのためにデスクトップと同様、トークページを記事のタブとして表示します。 この方法でなら前後へのナビゲーションもシームレスで、同時に、人々にとっても脈絡が保てると願っています。

さらに、このデザインに取り組んでいると、どのバージョンのトークページがよいかについては、コミュニティとまだ話し合っていないことに気づいたのです。 これはどうしたらよいかと考えている課題は次のとおりです。

  • 現在のモバイルに最適化したトークページは、上級編集者に体験としてどの程度うまく機能していますか?
    • さまざまな操作が検討の対象。議論の表示や応答の方法、新しい議論の追加など。
  • モバイル版に足りない「ウィキ」版の機能はありせんか? 言い換えると、現状で皆さんがトークページを利用するのに、わざわざデスクトップ版に切り替えるとしたら、何がその原因ですか?
  • 一般論として、トークページの経験でここを改善したらよいという細かな点はありますか?

活発な議論が進みアイデアの交換ができるよう、トークページがタブとして機能するとはどういう想定か、以下に提示します。 以下のスクリーンショットでは議論の編集の基本的なワークフローを、現在/既定のモバイル版と「ウィキ」版 (デスクトップ表示) の両方、比べています。 現在、これら両方ともモバイルサイトで利用できるので、念のため自分で試してみてください。

ウィキ バージョン (デスクトップ表示) 既定のバージョン
   

些細な点でも結構ですので、ぜひフィードバックの投稿をお願いします。 ご意見・ご感想をお聞かせください。

2018年11月12日 - ナビゲーションのひな型に関するフィードバックのまとめ

改良版モバイルナビゲーションのひな型 について、現時点までに編集者61人の皆さんからフィードバックをいただきました。誠にありがとうございます。 デザインへのフィードバックは圧倒的に肯定的で、すばらしい提案が複数あり、正当な懸念もいくつか提起されました。 すべてのフィードバックは貴重であり、設計の次の繰り返し作業に役立ちます。 試作版の検討に時間を費やしてくれた皆さん全員に、感謝の意を表します。合わせて、浮上した課題のいくつかに光を当ててみたいと考えます。 2人以上の編集者から指摘された点を課題として取り上げました (サンプル総数が少ないため 。)

 

テーマ

質問と議論
  • このモードでは、カテゴリは既定でオンですか? このモードと他のベータ機能はどんな関係ですか?
  • スマホでも利用者はサンドボックスを利用しますか?
  • タブレットでは、この新しいデザインはどんな見た目と使い心地ですか?
  • ツールバーは固定でもよいけれど、もしかしたら画面の上に向かってスクロールするとき限定で表示できるとよい (常時、表示する必要はない)
  • 固定式のツールバーにメインの見出しを追加できませんか? そうすると、ページの中間を表示していても、検索やハンバーガーの一覧にアクセスできるのでは?
  • ログアウトした状態でも、編集者はこのモードを利用できますか?
  • 名前空間に固有の検索 UI を使用することはできませんか?
  • アイコンの改良:最近の更新、履歴表示、 (トークページの) 議題の追加

質問や問題点については、このほかに2件のカテゴリを集計しました。

1)特別ページの表示と機能に関する話題 (例:履歴表示、最近の変更) - これらの発言のおかげで、このプロジェクトの次の仕事に向かって導いてもらえることは素晴らしいと感じており、モバイル版の特別ページの改良

(小さい画面で管理が可能なのに機能が前より豊富) に役立っています。

2) 現在の課題から離れたもの:夜間モード、改良版の言語アイコン。

高評価な点:
  • トークページへのアクセスが楽
  • 履歴表示へのアクセスが楽
  • ウィキデータの項目にもアクセスできる
  • ウィキメディアの姉妹プロジェクト群へのリンクがある
  • サンドボックス
  • ページ上部まで戻らなくても、ツールバーを利用できる

引用

「旧版のモバイル表示よりもずっと使いやすくて便利。編集者がモバイル版で使いたいと思うものがすべて揃っています」 — Darylgolden

「このデザインが実装されるのが待ちきれないです。」 — AnkurWiki

「すばらしいデザインだと思う。新人はもしかしたら少しとまどうかも知れないけど、それ以外はいいんじゃないですか。」 — Charizard201

「既存の経験と比較すると、この試作版にはたくさんの特別な機能が追加されているようです。私は「最近の変更」と「特別ページ」の追加はありがたいですが、その他の新しいリンクの多くのせいで混乱が増え、インターフェースが乱雑になってしまいました。そういう混乱も既存のモバイルインターフェースなら起こらないので、こっちのほうが好きです。たとえばモバル版では印刷機能は無用です。」 — Ming

「プレビュー機能の見た目は大きく改善したように見えるけれど、現在のモバイルブラウザーは全く編集者向けとは思えないです。」 — Donald Trung

試作版の既知のバグ

試作版には複数のエラーが報告されています。 エラーであるとお伝えするため、ここに掲示しました。

  • 検索体験でウィキペディアのロゴが正しくない
  • 通知パネルを閉じる「X」印が欠落
  • 節単位の編集ボタンが複数、欠落
  • トークページの操作メニューに「編集」ボタンを追加 (ページ全文用と節単位用)
  • トークページの見出しは「トーク」に要修正。
  • 操作メニューの項目でトークページでは無意味なものがある (Wikidata 項目)

2018年9月18日 - ご協力をお願いします! 新しいナビゲーションのひな型を講評してください

試作版を更新し、新しいナビゲーションを導入しました。 この試作版は、ウィキマニアで収集したフィードバックに対応しています。 現状のバージョンにはいくつか疑問点があり、繰り返し作業を継続していきます。 コメントはなんでも大歓迎です! ただしこれは試作版であり、ほとんどのリンクは作動せず、また使用中にバグやおかしな点があるかもしれません。ご了承ください。 またフィードバックページを翻訳できるように用意してあるので、あまり時間をおかずにさまざまな言語版で利用できるようになることを期待しています。

このリンクをクリックして試作版を見たら、フィードバックをお願いします。

試作版の仕上がりイメージ

 

2018年8月24日 - ウィキマニアの聞き取り調査の結果発表

ウィキマニアにおける調査の結果を公表しました 。 カンファレンスの期間中に聞き取り調査をした編集者は30人で、モバイル編集の主な問題点を特定し、編集者が最も重要と思うページに優先順位をつけるとともに、モバイル編集に関心のある編集者の間でプロジェクトへの意識を高めることを目ざしました。 特に:

  • 話し合った編集者全般の傾向として、これらの変更をたいへん歓迎しており、このプロジェクトを進める自信がつきました。
  • 聞き取り調査をした編集者たちにとって、モバイル版で最も重要なページ/ワークフローをリスト化してあります。
  • プロジェクトに関心がある編集者で、ひな型にフィードバックを行い、その他のユーザーテストにも参加して、将来的に評価と共同作業をする人たちのグループを集めました。
  • モバイル版ナビゲーションの現在のひな型に対するフィードバックを集め、開発の繰り返し作業を次の段階へと進める情報を十分煮えることができました。

まとめた結果に目を通して、意見を聞かせてください。 フィードバックを歓迎しますので、よろしくお願いします!

2018年8月7日 - ウィキマニアの聞き取り調査

ウィキマニア期間中に編集者からの聞き取り調査を30回行い、以下に関する情報とフィードバックを集めました。

  • モバイル版の利用において、貢献者が最重要だと考えるページ群
  • 改良されたナビゲーションをめざした、当初のひな型に関するフィードバック

聞き取り結果を収集し分析を進めているところで、このページにまもなく更新情報を投稿する予定です。 合わせて、開発段階のひな型に対するフィードバック投稿に興味を示した編集者の一覧を作成中。 もし興味がある皆さんがおられたら、トークページでお知らせください!

2018年6月20日 - チャットルームの開室時間

チャットルームを開室して提案を検討し、どの分野を改良するべきか、アイデア出しをする予定です。 チームが特に話してみたい編集者は、なかでもモバイルで最も重要な特別ページやフロー(構造化された議論) などで実現したい貢献がある人たちです。

2018年5月19日 - バルセロナ・ハッカソンの会話から引き継いだ課題

2018年のバルセロナ・ハッカソンの期間中にこのプロジェクトを主題にした会議を開き、編集ならびに技術のコミュニティの皆さんと話し合いました。 以下に会議のメモをご紹介します。

  • モバイルにもっと多くのページを掲出したいという関心は高く、この方向へ進むためのどんな作業にも価値があると同意している。 認識された主な課題は、ガジェットが使用でき用意できるかと、ある種のワークフローにおいて - いくつものウィキ群で使用されるツールがあるが、プロジェクト群やワークフローごとにツールが異なり、あるいは複数ページにわたってばらばらに分布したりする。 些細な貢献と、それらに対応する機能性に対して関心が高まった (ここで述べる話題から離れるものの、これらの指摘はすべて単数回のみ発言された)。

会議の全記録はこちらetherpadを参照してください。

現状でモバイル版はどう編集されているか

  1. 外装をベクターとミネルバの間で切り替えて使用。ミネルバのほうを好む編集者もいる。
  2. モバイルが多言語入力に優れることから、言語版と編集に利用する
  3. 構文強調表示はモバイル版のほうが優れている

現状で足りないもの

  1. 利用者にとって、特定のページがモバイル版で利用できないことが不満だそうです - 「多くの不朽のものがうまくいったことで隠されたページや機能の復帰をもたらした」
  2. たとえ欠陥があるとしても、すべてのページをモバイル版で利用したいという希望があります
  3. ガジェット - 利用者によってはガジェットを使いたいためだけで、モバイル版からデスクトップ版へ切り替える
  4. 最近の更新
  5. 履歴
  6. 使い慣れているかどうか - モバイル版の、たとえばベクター外装がすでに存在していたなら、きっと使い慣れた要素を見つけやすかったかもしれない
  7. モバル固有のワークフロー
  8. 議論を読みやすい方法 - トークページやヘルプで空く、管理者用掲示板、ヘルプデスク
  9. 小さな貢献をする新しい方法

ここで閲読者が分裂します。 足りない機能性には全員が同意するとして、それらの機能に対応するモバイル版固有の機能を作ることに前向きか、今すぐ利用可能にする代わり、現在のワークフロー内の必要な場所ごとに編集者が回避策を見つけるようにするか、分裂しているようです。

すべてのページをモバイル版で利用可能にする案

  1. すべてのページを利用可能にするのは現実的ではなく - 優先順位のリストに従って取りかかる
  2. 非表示にするのではなく折りたたむことで、隠すときの有利性を発揮しながら害を避ける

ミネルバとベクターの比較

  1. どちらかに偏った強い意向はない - 外装をひとつしか選べないなら、技術的な動機からベクターを選ぶ人がいた。 その他の人は外装は多いほうがよいという考え方に反対
  2. どちらも便利で標準の改善になると見込まれる

その他のメモ

  1. TwinkleHuggleなど、簡単なタスクをたくさんツールに組み込む。 モバイルから直接これらのタスクを実行することに焦点を当てても、期待した結果が得られない可能性がある。 それでも編集者がすべてこれらツールを使うわけではありません。
  2. 反応性が望ましいかどうか、何度か議論に上った - 何に取り組むとしても、気に入らない人は必ずいることは肝に銘じておくとよい
  3. 特別ページはしばしば役にすら立たないことがある - 最近の更新の利用者がいる反面、これに反映されない幅広いワークフローがある
  4. 80/20 ルールは些細な貢献に適用される - 記事全文あるいは一部で、モバイル版において、より細かい対処が必要なものにタグ付けする手段が望まれる。 これらはその後、デスクトップ版で評価
  5. 不正行為の例:「不正行為の防止に注目すると、作業の70%はボットが実施し、残る30% - 深刻度がひどいか軽度か、回答の収集を自動します。軽度とは - モバイル版利用者に「これは破壊行為かもしれないと思いますか」と質問し、「はい」「いいえ」の回答ボタンを提供

作業が必要と判明したページ:

  • トーク ページ
  • 井戸端
  • 管理者伝言板
  • ヘルプ ページ
  • 最近の更新
  • 保留の変更
  • フラグ付きリビジョン
  • Special:RecentChangesLinked
  • Special:新しいページのフィード

質問

ごく些細なタイプの編集や管理をするとき、外部のツールを利用する編集者の割合は何パーセントか?

ウィキごとにどんなリビジョン作業手順が発生するか?

プロジェクトの背景

調査段階はまずコミュニティの皆さんと個別面談をして、モバイル編集の主な問題は何か意見を聴き取りました。バルセロナのハッカソンではグループ協議を2回行い、主な問題として両方から得たものをご紹介します。

  • 現状のモバイル環境では、貢献のワークフローを求めているページ (編集や管理) は表示されない
  • モバイル版には、ごく小さな貢献のワークフローがもっとたくさんあるはずなのに、見過ごされている

このプロジェクトの焦点は、第1のポイント - 現状ではモバイル版のウェブサイトで非表示のページをアクセス可能にします。

変更点

概要

このプロジェクトではモバイルサイトの機能性拡充に集中し、デスクトップ版のユーザー経験に近いナビゲーションと特別ページへのアクセスを導入します。 新しい機能はすべての登録利用者を対象に、モバイル版の個人設定ページで設定変更できるようにします。 ナビゲーション部分から着手し、段階的に変更点を実装する予定です。 今すでにモバイル版で編集をしている人や、もうすぐやってみようと考えている皆さん - ここで提案している変更点について、ぜひフィードバックをお寄せください!

ナビゲーション

改良版モバイル貢献モード (AMC) のナビゲーションには以下の各要素を盛り込みます。

  • ページ上部に議論のページへのボタンを置く (デスクトップ版のタブ表示に近いイメージ)
  • 編集履歴へのボタンをページ上部に置く
  • ユーザーメニューを広げ、自分の利用者ページや議論のページ、下書きページ (サンドボックス) や投稿記録へのボタンを置く
  • メニューを展開すると「最近の更新」や特別ページ、コミュニティポータル、その他のプロジェクトページへのリンクがある
  • 高度なページ処理として、ページをPDF形式でダウンロードしたり、ページ情報や固定リンクの表示、ウィキデータ項目へのリンク、他のページへのリンクなどを提供する

特別ページ

以下のページに関して、モバイル版機能の一部もしくはすべてを提供できるよう作業をします (優先順に記載)。

  1. 履歴
  2. 差分ページ
  3. ウォッチリスト
  4. トーク
  5. 投稿記録
  6. 最近の更新
  7. 利用者ページ
  8. 井戸端
  9. 個人設定
  10. 新しいページのフィード
  11. 変更の保留
  12. 関連の変更
  13. リンク元

勧告

ミネルバ外装をオプションで選ぶと、現状ではモバイル版ウェブサイトで表示されないページを利用できるようにしてください。

  • 技術面では、ミネルバは変更が複雑すぎず、他の外装よりも維持管理に必要なコストが低い。 さらに現在のワークフローを中断させる可能性が低い。 ミネルバ外装の体験を拡張するとコミュニティはモバイル機器で使用でき、ベクターその他デスクトップ版外装で身につけた操作技術を活用できる。

観衆

  • 活発な編集者で、特定のメディアを対象に大量の編集を実行 (編集100件以上)
  • 管理ワークフローに注力する編集者 - モバイル版から小さな貢献をしやすい
  • 参加を歓迎:モバイル版の編集者全員

プロジェクト単位

さまざまな層にリーチアウトしすべてのプロジェクトからフィードバックを歓迎しますが、特に注目したいプロジェクト群をまとめた一覧を作りました。 すでにある程度のモバイル版編集者数を確保したウィキ群に注目すると、それらプロジェクト群の利用者にとってモバイル版の編集は快適であることを示しています。 このプロジェクトの対象読者は中規模から大規模の寄稿者で、毎月の編集者数が非常に多い(1000人以上)プロジェクトでは、編集が100件以上ある編集者の割合が高くなると見込んでいます。 最後に優先順位の観点から、モバイル編集で最大のギャップがあった - 新規編集者に占めるモバイル編集の比率が最も高いプロジェクト群に集中したいと考えています。

  1. 英語版ウィキペディア
  2. スペイン語版ウィキペディア
  3. 日本語版ウィキペディア
  4. 中国語版ウィキペディア
  5. ポルトガル語版ウィキペディア
  6. イタリア語版ウィキペディア
  7. パシュトゥー語版ウィキペディア
  8. ヘブライ語版ウィキペディア
  9. アラビア語版ウィキペディア
  10. フィンランド語版ウィキペディア
  11. ベトナム語版ウィキペディア
  12. インドネシア語版ウィキペディア
  13. 英語版ウィクショナリー
  14. タイ語版ウィキペディア
  15. ヒンディー語版ウィキペディア

評価指標

KPI指標

  • ターゲットにしたウィキのモバイルウェブ版の編集率:10%増
  • オプションとして改良版モバイル版を選んだ、作業量が中規模から大規模の編集者の定着率 (前月に100回以上の編集を実施した層):定着率60%以上
  • ターゲットのモバイル版ウェブサイトでの緩和作用:10%増

その他適用可能な評価指標

  • デスクトップ版のリンクを利用する利用者は減ったかどうか?
  • 機能を選ぶ/使用しなくなる利用者数

詳細はこちらを参照してください: phab:T210660

新しい機能

モバイル版設定メニューに改良された編集オプションを表示 (ベータ機能の表示とは異なる)。このオプションを選ぶと有効になるものは次の通りです。

  1. ユーザーメニューにナビゲーションの要素を組み込み、現状ではモバイルウェブサイトで非表示のページに誘導。
  2. モバイル版フロントエンドのモバイル版特別ページをリダイレクトに置き換え、MediaWiki のベースの特別ページに飛ばす。 (たとえば現状でのリンク先が英語版ウィキペディアのモバイルサイトの King Island emuの編集履歴の場合、リダイレクト先は同じくデスクトップ版の編集履歴King Island emuとなる)

工程表

  1. 取り組み方の提案に基づき利用者の聞き取り調査を実施
  2. ナビゲーション要素と階層を考慮する
  3. 評価指標を検討し実装を構築する
  4. 新しいナビゲーションを構築
  5. リンク/リダイレクトのモバイル版ページをMediaWikiページに転換
  6. 設定オプションを提供し広くコミュニケーションする
    1. 上級編集者向けにバナー/ある種のCTAを提供する
  7. フィードバックに基づき、特別ページに必要な修正に優先順位を付ける
  8. 優先順に従い修正を行う

期間

このプロジェクトの全体日程は1.5 四半期の見込みです。

技術的な見通し

下記はページのみを公開した場合の見積もりです。特別ページの修正では、スケール/ページ数に対応して追加作業が必要になります。

  • ナビゲーション、リンクの入れ換え、新しい設定の追加:エンジニア2人で1四半期

コミュニティとの協働

コミュニティの皆さんとの協働は開発プロセスを通じて実現しようとしていて、モバイル版ウェブに向けた特別ページやFlow (構造化された議論) の開発を最優先することと、並行してプロジェクトの進行状況に関するフィードバックを常に集めることを助けていただきたいと考えます。そのため次の方法を実行します。

  • チャットルームの開室時間
  • 開発プロセスを通じて一貫したコミュニケーションを図り、更新情報やコミュニティからフィードバックを受け付ける十分な時間枠を設けること
  • 実装の工程表についてすべてのウィキで公表し協議すること
  • 実装後はバナー通知や上級の編集者に協力のお願いを発信すること

次の段階

受け取ったフィードバックに基づくと、以下の処理を続けていきます。

  • 修正点をまとめて特別ページに展開
  • 利用可能なワークフローを拡張する (たとえば特定のガジェットをモバイルで機能させる)
  • ベクター外装で同様の変更を継続する (ベクター外装の反応性を高める)

この技術面の取り組み方を選ぶ論理的根拠

製品

全般的な目標達成には、モバイル版で次の手順で進行します。

  • 現状のMediaWiki外装では隠されている特別ページを表示させること
  • 現状の特別ページの問題を明らかにし、ページが利用できるよう修正

機能上、ベクターもミネルバも両方が目的を達成ができます。 モバイル環境向けにミネルバ外装に投資した場合、将来的に編集者が初学者レベルから高度なレベルへ円滑に移行しやすくなり、習熟度に関わらず利用者体験の一貫性が確保できます。 その上、経験を積んだ編集者にもミネルバ外装に触れてもらい、モバイル版のウェブ上で自分の編集がどう表示されるか気にかけると編集者にも読者にも益となるコンテンツの提供につながると期待されます。

技術面の理論的根拠

技術の視点から、これら改良はベクターよりもミネルバで実施するほうが望ましく、理由はベクターでの実行に次のマイナス面が考えられるからです。

  • 複雑度が低い - ベクターを選ぶと作業中は変更点にフラグを立てて隠す手順になり、結果としてモバイルウェブサイトを同時に3種類、並走させることになる - ベクター、作業中ベクターとミネルバが共存。さらに作業中ベクター対応のガジェットは絶対に表示しない処置が必要で、状況によっては公開前にすべてのガジェットを試験しないと、現状のガジェットが壊れたりベクターのワークフローが崩れたりする恐れがある
  • 導入のコストが高く開発期間が長めになる - ベクターの作業は時間量でおよそ2倍を消費するため
  • 維持管理のコストが高め - ベクターの変更点のメンテナンスは、ボランティアではなくチームが全面的に担当すると予測されるため

コミュニティに与えるリスクと乗り換えをお勧めする理論的根拠

コミュニティの視点からの提言は次の通りです。

  • 今回の変更をどの外装で進めるか、特に強い希望は出ませんでした。
  • ベクターを改良しようとするとリスクがあり - 会議や個人面談ではっきりした点として、たとえモバイル版のベクターを改良しても、デスクトップ版ベクターを使い慣れているから、モバイルサイトでもそのまま使いたいという声がコミュニティの多くの人から聞かれました。今後も編集者の皆さんには、その方法(訳注:モバイルサイトをデスクトップ表示して編集)で利用してもらえるようにしたいと考えます。
  • コミュニティの皆さんから、ミネルバに乗り換えを勧めたいなら、新しい技術改良を利用者に告知することが重要性だと強調されました。

説明文書

  • 技術面の分析
  • コミュニティとの協議のまとめと製品の根本原理

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関連項目