Extension:Math/構文

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The Math extension uses a subset of TeX markup, including some extensions from LaTeX and AMS-LaTeX, to display mathematical formulas. It either generates SVG, MathML markup, or uses MathJax to render math on the client side, depending on user preferences and the complexity of the expression.

MathML and MathJax are planned to be used more in the future, with the SVG images becoming deprecated.

より正確には、MediaWikiはマークアップをTexvcに通し、順番にコマンドをTeXに渡して、実際のレンダリングが行われるといった流れになっています。このように、完全なTeXの言語の限られた部分がサポートされています。詳細については以下を参照してください。

伝統的に、数学のマークアップは XML スタイルのタグ math の中に配置されます: ‎<math>...‎</math>

ただし、すべての XML スタイルのタグと同様に、#tag 関数を使用できます。{{#tag:math|...}} はより多機能であり、「...」の部分のウィキテキストが、結果を TeX コードとして解釈する前にまず拡張されます。これにより、引数、変数、パーサー関数、テンプレートを含めることができます。ただし、この構文を使用する場合、TeX コード内の二重中カッコには、テンプレート呼び出しなどとの混同を避けるためにスペースを入れる必要があることに注意してください。また、TeX コード内で "|" 文字を生成するには、{{!}} を使用してください。

TeXでは、HTMLのように余分なスペースや改行は無視されます。

レンダリング

画像の alt テキストは、視覚障害者や画像を見られない読者に提示され、また、テキストが選択されてコピーされる際にも使用されます。この alt テキストは、画像を生成した TeX コードと同等です。

関数や二項演算子は別ですが、変数や文字が斜体で書かれ、数字はそう書かれません。 このことは数学における慣習です。(ラベル変数のように)数学以外の文脈では、変数のように斜体でレンダリングされるのを避けるために\text\mbox\mathrmを使ってください。\operatorname{...}を使って新たな関数名を定義することもできます。例えば、<math>\text{abc}</math>abcになります。これは、特殊文字では機能しません。\operatorname{...}を使って新しい関数名を定義することもできます。

特殊文字

以下の記号はLaTeXにおいて特別な意味を持ち、すべてのフォントで利用不可能な予約文字です。

# $ % ^ & _ { } ~ \

一部の予約文字は直前にバックスラッシュ(日本語環境では半角の円記号)をつけることで表示できます:

<math>\# \$ \% \& \_ \{ \} </math>#$%&_{}

他の予約文字はバックスラッシュに記号名を続けることで表示できます:

<math> \hat{} \quad \tilde{} \quad \backslash </math>^~

<span id="TeX_and_HTML">

TeXとHTML

TeX は様々な特殊文字を表現できますが、以下の比較表に示す通り、HTMLでも似たような表現が得られます(特殊文字についてのヘルプを参照)。

TeX構文(PNG強制表示モード TeXレンダリング HTML構文 HTMLレンダリング
<math>\alpha</math> α {{math|<var>&alpha;</var>}} α
<math> f(x) = x^2\,</math> f(x)=x2 {{math|''f''(<var>x</var>) {{=}} <var>x</var><sup>2</sup>}} f(x) = x2
<math>\sqrt{2}</math> 2 {{math|{{radical|2}}}} 2
<math>\sqrt{1-e^2}</math> 1e2 {{math|{{radical|1 &minus; ''e''&sup2;}}}} 1 − e²

表の左欄のコードを入力すると、右欄の記号が出力されます。ただし、‘=’ を除けば、右欄の記号を直接エディタに入力しても問題ありません。

構文 描画
&alpha; &beta; &gamma; &delta; &epsilon; &zeta;
&eta; &theta; &iota; &kappa; &lambda; &mu; &nu;
&xi; &omicron; &pi; &rho; &sigma; &sigmaf;
&tau; &upsilon; &phi; &chi; &psi; &omega;
&Gamma; &Delta; &Theta; &Lambda; &Xi; &Pi;
&Sigma; &Phi; &Psi; &Omega;
α β γ δ ε ζ
η θ ι κ λ μ ν
ξ ο π ρ σ ς
τ υ φ χ ψ ω
Γ Δ Θ Λ Ξ Π
Σ Φ Ψ Ω
&int; &sum; &prod; &radic; &minus; &plusmn; &infty;
&asymp; &prop; {{=}} &equiv; &ne; &le; &ge; 
&times; &sdot; &divide; &part; &prime; &Prime;
&nabla; &permil; &deg; &there4; &Oslash; &oslash;
&isin; &notin; 
&cap; &cup; &sub; &sup; &sube; &supe;
&not; &and; &or; &exist; &forall; 
&rArr; &hArr; &rarr; &harr; &uarr; 
&alefsym; - &ndash; &mdash; 
∫ ∑ ∏ √ − ± ∞
≈ ∝ = ≡ ≠ ≤ ≥
× ⋅ ÷ ∂ ′ ″
∇ ‰ ° ∴ Ø ø
∈ ∉ ∩ ∪ ⊂ ⊃ ⊆ ⊇
¬ ∧ ∨ ∃ ∀
⇒ ⇔ → ↔ ↑
ℵ - – —

HTML と TeX には、それぞれ状況に応じた利点があります。

HTMLの利点と欠点

  1. HTML の数式はより通常のテキストに近い振る舞いをします。
  2. 数式の背景とフォントサイズは残りの HTML コンテンツと一致します(TeXの数式については、コマンド\pagecolor\definecolorを使用して調整できます)。見た目は CSS およびブラウザー設定に従いながら、数式を識別しやすくするために字体が変更されます。
  3. HTML コードで組版された数式は、クライアント サイドのスクリプト リンク (いわゆるスクリプトレット) にアクセス可能になります。
  4. 数式テンプレートを使用して入力された数式の表示は、関係するテンプレートを修正することで簡単に変更できます。この変更は、すべての関連する数式に手動の介入なしで影響を与えます。
  5. HTML コードには、入念に入力されていれば、必要に応じて方程式を TeX や他のコードに戻すためのすべてのセマンティック情報が含まれます。TeX が通常捉えない違い、例えば虚数単位に対する {{math|''i''}} や任意のインデックス変数に対する {{math|<var>i</var>}} も含まれることがあります。
  6. HTML コードを使用した数式は、描画に使用されるデバイスに関係なく、可能な限り鮮明に表示されます。

<span id="Pros_of_TeX">

TeXの利点と欠点

  1. TeX は HTML よりセマンティックに正確です。
    1. HTML では「x」は一般的で多少曖昧であるのに対して、TeX では「<math>x</math>」は「数学上の変数 x」を意味します。
    2. 一方で、同じ数式を「{{math|<var>x</var>}}」とエンコードすると、同じ視覚的結果 x が得られ、情報は失われません。これは、注意深さとより多くの入力を必要とし、入力中に数式を理解しづらくする可能性があります。
  2. 論点1のひとつの結論は、TeXコードはHTMLへ変換できるが、その逆はできないということです(ただし、ウィキテキストが論点1.2のスタイルに従っている場合を除きます)。これは、サーバー側ではその複雑さやテキスト内の位置、利用者の好み、ブラウザの種類などに基づいて、常に数式を変換できることを意味します。したがって、可能な限り、TeXの利点とともにHTMLのすべての利点を保持できます。
  3. 論点1の別の結論は、TeXが(例えばMathJaxによって)MathMLに変換できることで、これをサポートするブラウザではセマンティクスを保持し、読者のグラフィックデバイスにより適したレンダリングが可能になるというものです。
  4. TeXは多くの職業的な数学者、科学者、そして技術者らに好まれるテキスト・フォーマッティング言語です。もしTeXで書くことができるならば彼らに投稿するよう説得するのはより容易になります。
  5. TeXは特に数式組版のために設計されてきたので、もしそれに慣れているならば入力はより容易でそしてより自然であり、もしそれを含むページ全体ではなく単一の数式に焦点を当てるならば出力は見た目がより美しいです。
  6. HTMLの結果がいくらかブラウザまたはブラウザのバージョンに依存するのに対して、TeXで一度正しく数式を作ると確実に描出されます。この依存性の別の側面はフォントです:数式を描出するのに使うセリフ・フォントはブラウザ依存であり、いくらかの重要なグリフ(文字などの標識)が欠けているかもしれません。ブラウザは一般的に別のフォント・ファミリーからグリフを照合して代用することができるものの、組み合わせグリフの場合はその必要はありません( &Isquo;  ’と &Isquo;  ’を比べてみましょう)。
  7. TeXで書くとき、編集者はあれこれのブラウザのあれこれのバージョンがあれこれのHTML実体をサポートしているのか悩む必要がありません。これらの決定のその重荷はそのソフトウェアに置かれます。これは別のブラウザでは容易に編集者の意図を間違ってあるいは別の形式で描出してしまうHTMLの数式には当てはまりません。
  8. TeXの数式は、既定で大きく描出され、通常 HTML の数式よりも読みやすく、フォントのようなクライアント側のブラウザー リソースに依存しないため、結果がより確実に WYSIWYG となります。
  9. TeX は (ブラウザーで HTML ソースを見ることによって取得できる) HTML コードや Unicode の値を見つけるのを助けませんが、ウィキペディアで TeX の PNG から単純なテキストに切り貼りすれば、その LaTeX ソースを返せます。

いくつかの場合には、TeXでもHTMLの代替策でもなく、代わりに標準的なキーボードの単純なASCIIシンボルが最善の選択となるかもしれません(一例として、以下を見てください)。

関数・演算子・特殊記号

アクセント記号・分音符号

\acute{a} \grave{a} \hat{a} \tilde{a} \breve{a} a´a`a^a~a˘
\check{a} \bar{a} \ddot{a} \dot{a} aˇa¯a¨a˙

関数

\sin a \cos b \tan c sinacosbtanc
\sec d \csc e \cot f secdcscecotf
\arcsin h \arccos i \arctan j arcsinharccosiarctanj
\sinh k \cosh l \tanh m \coth n sinhkcoshltanhmcothn
\operatorname{sh}o\,\operatorname{ch}p\,\operatorname{th}q shochpthq
\operatorname{arsinh}r\,\operatorname{arcosh}s\,\operatorname{artanh}t arsinhrarcoshsartanht
\lim u \limsup v \liminf w \min x \max y limulim supvlim infwminxmaxy
\inf z \sup a \exp b \ln c \lg d \log e \log_{10} f \ker g infzsupaexpblnclgdlogelog10fkerg
\deg h \gcd i \Pr j \det k \hom l \arg m \dim n deghgcdiPrjdetkhomlargmdimn

モジュロ演算

s_k \equiv 0 \pmod{m} sk0(modm)
a\,\bmod\,b amodb

導関数

\nabla \, \partial x \, dx \, \dot x \, \ddot y\, dy/dx\, \frac{dy}{dx}\, \frac{\partial^2 y}{\partial x_1\,\partial x_2} xdxx˙y¨dy/dxdydx2yx1x2

集合

\forall \exists \empty \emptyset \varnothing
\in \ni \not\in \notin \not\ni \subset \subseteq \supset \supseteq ∉∌
\cap \bigcap \cup \bigcup \biguplus \setminus \smallsetminus
\sqsubset \sqsubseteq \sqsupset \sqsupseteq \sqcap \sqcup \bigsqcup

演算子

+ \oplus \bigoplus \pm \mp - +±
\times \otimes \bigotimes \cdot \circ \bullet \bigodot ×
\star * / \div \frac{1}{2} */÷12

論理演算子

\land (or \and) \wedge \bigwedge \bar{q} \to p q¯p
\lor \vee \bigvee \lnot \neg q \And ¬¬q&

冪根

\sqrt{2} \sqrt[n]{x} 2xn

関係演算子

\sim \approx \simeq \cong \dot= \overset{\underset{\mathrm{def}}{}}{=} =˙=def
< \le \ll \gg \ge > \equiv \not\equiv \ne \mbox{or} \neq \propto <>≢or
\lessapprox \lesssim \eqslantless \leqslant \leqq \geqq \geqslant \eqslantgtr \gtrsim \gtrapprox

幾何学記号

\Diamond \Box \triangle \angle \perp \mid \nmid \| 45^\circ 45

矢印

\leftarrow (or \gets) \rightarrow (or \to) \nleftarrow \nrightarrow \leftrightarrow \nleftrightarrow \longleftarrow \longrightarrow \longleftrightarrow
\Leftarrow \Rightarrow \nLeftarrow \nRightarrow \Leftrightarrow \nLeftrightarrow \Longleftarrow (or \impliedby) \Longrightarrow (or \implies) \Longleftrightarrow (or \iff)
\uparrow \downarrow \updownarrow \Uparrow \Downarrow \Updownarrow \nearrow \searrow \swarrow \nwarrow
\rightharpoonup \rightharpoondown \leftharpoonup \leftharpoondown \upharpoonleft \upharpoonright \downharpoonleft \downharpoonright \rightleftharpoons \leftrightharpoons
\curvearrowleft \circlearrowleft \Lsh \upuparrows \rightrightarrows \rightleftarrows \Rrightarrow \rightarrowtail \looparrowright
\curvearrowright \circlearrowright \Rsh \downdownarrows \leftleftarrows \leftrightarrows \Lleftarrow \leftarrowtail \looparrowleft
\mapsto \longmapsto \hookrightarrow \hookleftarrow \multimap \leftrightsquigarrow \rightsquigarrow

特殊記号

\And \eth \S \P \% \dagger \ddagger \ldots \cdots \colon &ð§%:
\smile \frown \wr \triangleleft \triangleright \infty \bot \top
\vdash \vDash \Vdash \models \lVert \rVert \imath \hbar ı
\ell \mho \Finv \Re \Im \wp \complement
\diamondsuit \heartsuit \clubsuit \spadesuit \Game \flat \natural \sharp

その他(新規追加)

\vartriangle \triangledown \lozenge \circledS \measuredangle \nexists \Bbbk \backprime \blacktriangle \blacktriangledown k
\square \blacksquare \blacklozenge \bigstar \sphericalangle \diagup \diagdown \dotplus \Cap \Cup \barwedge
\veebar \doublebarwedge \boxminus \boxtimes \boxdot \boxplus \divideontimes \ltimes \rtimes \leftthreetimes
\rightthreetimes \curlywedge \curlyvee \circleddash \circledast \circledcirc \centerdot \intercal \leqq \leqslant
\eqslantless \lessapprox \approxeq \lessdot \lll \lessgtr \lesseqgtr \lesseqqgtr \doteqdot \risingdotseq
\fallingdotseq \backsim \backsimeq \subseteqq \Subset \preccurlyeq \curlyeqprec \precsim \precapprox \vartriangleleft
\Vvdash \bumpeq \Bumpeq \eqsim \gtrdot
\ggg \gtrless \gtreqless \gtreqqless \eqcirc \circeq \triangleq \thicksim \thickapprox \supseteqq
\Supset \succcurlyeq \curlyeqsucc \succsim \succapprox \vartriangleright \shortmid \between \shortparallel \pitchfork
\varpropto \blacktriangleleft \therefore \backepsilon \blacktriangleright \because \nleqslant \nleqq \lneq \lneqq
\lvertneqq \lnsim \lnapprox \nprec \npreceq \precneqq \precnsim \precnapprox \nsim \nshortmid
\nvdash \nVdash \ntriangleleft \ntrianglelefteq \nsubseteq \nsubseteqq \varsubsetneq \subsetneqq \varsubsetneqq \ngtr
\subsetneq
\ngeqslant \ngeqq \gneq \gneqq \gvertneqq \gnsim \gnapprox \nsucc \nsucceq \succneqq
\succnsim \succnapprox \ncong \nshortparallel \nparallel \nvDash \nVDash \ntriangleright \ntrianglerighteq \nsupseteq
\nsupseteqq \varsupsetneq \supsetneqq \varsupsetneqq
\jmath \surd \ast \uplus \diamond \bigtriangleup \bigtriangledown \ominus ȷ
\oslash \odot \bigcirc \amalg \prec \succ \preceq \succeq ⨿
\dashv \asymp \doteq \parallel
\ulcorner \urcorner \llcorner \lrcorner
\Coppa\coppa\Digamma\Koppa\koppa\Sampi\sampi\Stigma\stigma\varstigma ϘϙϜϞϟϠϡϚϛϛ

大きな式

上付き文字、下付き文字、積分

機能 構文 描写結果
上付きの添え字 a^2 a2
下付きの添え字 a_2 a2
グループ化 a^{2+2} a2+2
a_{i,j} ai,j
上付き文字と下付き文字の組み合わせ、水平分離する場合と、水平分離しない場合 x_2^3 x23
{x_2}^3 x23
上付きの上付き 10^{10^{8}} 10108
記号の前または後に追加する、上付 & 下付文字 _nP_k nPk
\sideset{_1^2}{_3^4}\prod_a^b 3412ab
{}_1^2\!\Omega_3^4 12Ω34
記号の積み重ね \overset{\alpha}{\omega} ωα
\underset{\alpha}{\omega} ωα
\overset{\alpha}{\underset{\gamma}{\omega}} ωγα
\stackrel{\alpha}{\omega} ωα
導関数 x', y'', f', f'' x,y,f,f
x^\prime, y^{\prime\prime} x,y
導関数 ドット \dot{x}, \ddot{x} x˙,x¨
アンダーライン、オーバーライン、ベクトル \hat a \ \bar b \ \vec c a^b¯c
\overrightarrow{a b} \ \overleftarrow{c d} \ \widehat{d e f} abcddef^
\overline{g h i} \ \underline{j k l} ghijkl_
\not 1 \ \cancel{123} 1123
矢印 A \xleftarrow{n+\mu-1} B \xrightarrow[T]{n\pm i-1} C An+μ1BTn±i1C
上ブレイス \overbrace{ 1+2+\cdots+100 }^{\text{sum}\,=\,5050} 1+2++100sum=5050
下ブレイス \underbrace{ a+b+\cdots+z }_{26\text{ terms}} a+b++z26 terms
総和 \sum_{k=1}^N k^2 k=1Nk2
総和 (force \textstyle) \textstyle \sum_{k=1}^N k^2 k=1Nk2
総積 \prod_{i=1}^N x_i i=1Nxi
総積 (force \textstyle) \textstyle \prod_{i=1}^N x_i i=1Nxi
余積 \coprod_{i=1}^N x_i i=1Nxi
余積 (force \textstyle) \textstyle \coprod_{i=1}^N x_i i=1Nxi
極限 \lim_{n \to \infty}x_n limnxn
極限 (force \textstyle) \textstyle \lim_{n \to \infty}x_n limnxn
積分 \int\limits_{1}^{3}\frac{e^3/x}{x^2}\, dx 13e3/xx2dx
積分記号∫(別の limit スタイル) \int_{1}^{3}\frac{e^3/x}{x^2}\, dx 13e3/xx2dx
積分 (force \textstyle) \textstyle \int\limits_{-N}^{N} e^x\, dx NNexdx
積分 (force \textstyle, alternate limits style) \textstyle \int_{-N}^{N} e^x\, dx NNexdx
二重積分 \iint\limits_D \, dx\,dy Ddxdy
三重積分 \iiint\limits_E \, dx\,dy\,dz Edxdydz
四重積分 \iiiint\limits_F \, dx\,dy\,dz\,dt Fdxdydzdt
線積分 \int_C x^3\, dx + 4y^2\, dy Cx3dx+4y2dy
周回積分 \oint_C x^3\, dx + 4y^2\, dy Cx3dx+4y2dy
共通部分 \bigcap_1^n p 1np
和集合 \bigcup_1^k p 1kp

分数、行列、複数行の数式

機能 構文 描写結果
分数 \frac{1}{2}=0.5 12=0.5
小さな ("テキストスタイル") 分数 \tfrac{1}{2} = 0.5 12=0.5
大きな("ディスプレイ スタイル")分数 \dfrac{k}{k-1} = 0.5 kk1=0.5
大きい分数と小さい分数の混合 \dfrac{ \tfrac{1}{2}[1-(\tfrac{1}{2})^n] }{ 1-\tfrac{1}{2} } = s_n 12[1(12)n]112=sn
連分数 (書式設定の違いに注目)
\cfrac{2}{ c + \cfrac{2}{ d + \cfrac{1}{2} } } = a
\qquad
\dfrac{2}{ c + \dfrac{2}{ d + \dfrac{1}{2} } } = a
2c+2d+12=a2c+2d+12=a
二項係数 \binom{n}{k} (nk)
小さな("テキスト スタイル") 二項係数 \tbinom{n}{k} (nk)
大きな ("ディスプレイ スタイル") 二項係数 \dbinom{n}{k} (nk)
行列
\begin{matrix}
x & y \\
z & v 
\end{matrix}
xyzv
\begin{vmatrix}
x & y \\
z & v 
\end{vmatrix}
|xyzv|
\begin{Vmatrix}
x & y \\
z & v
\end{Vmatrix}
xyzv
\begin{bmatrix}
0      & \cdots & 0      \\
\vdots & \ddots & \vdots \\ 
0      & \cdots & 0
\end{bmatrix}
[0000]
\begin{Bmatrix}
x & y \\
z & v
\end{Bmatrix}
{xyzv}
\begin{pmatrix}
x & y \\
z & v 
\end{pmatrix}
(xyzv)
\bigl( \begin{smallmatrix}
a&b\\ c&d
\end{smallmatrix} \bigr)
(abcd)
配列
\begin{array}{|c|c||c|} a & b & S \\
\hline
0&0&1\\
0&1&1\\
1&0&1\\
1&1&0
\end{array}
abS001011101110
場合分け
f(n) = 
\begin{cases} 
n/2,  & \mbox{if }n\mbox{ is even} \\
3n+1, & \mbox{if }n\mbox{ is odd} 
\end{cases}
f(n)={n/2,if n is even3n+1,if n is odd
連立方程式
\begin{cases}
3x + 5y +  z &= 1 \\
7x - 2y + 4z &= 2 \\
-6x + 3y + 2z &= 3
\end{cases}
{3x+5y+z=17x2y+4z=26x+3y+2z=3
長い式を区切って入力する方法(必要なだけmathタグで囲みます)
<math>f(x) = \sum_{n=0}^\infty a_n x^n</math>
<math>= a_0 + a_1x + a_2x^2 + \cdots</math>
f(x)=n=0anxn =a0+a1x+a2x2+
複数行の数式
\begin{align}
f(x) & = (a+b)^2 \\
& = a^2+2ab+b^2
\end{align}
f(x)=(a+b)2=a2+2ab+b2
\begin{alignat}{2}
f(x) & = (a-b)^2 \\
& = a^2-2ab+b^2
\end{alignat}
f(x)=(ab)2=a22ab+b2
位置を揃える複数行の数式 (left, center, right)
\begin{array}{lcl}
z        & = & a \\
f(x,y,z) & = & x + y + z  
\end{array}
z=af(x,y,z)=x+y+z
\begin{array}{lcr}
z        & = & a \\
f(x,y,z) & = & x + y + z     
\end{array}
z=af(x,y,z)=x+y+z

大きな式、ブラケット、バーを括弧で囲む

機能 構文 描写結果
悪い例: ( \frac{1}{2} ) (12)
いい例: \left ( \frac{1}{2} \right ) (12)

\left\rightでさまざまな区切り文字を利用できます。

機能 構文 描写結果
括弧 \left ( \frac{a}{b} \right ) (ab)
ブラケット \left [ \frac{a}{b} \right ] \quad \left \lbrack \frac{a}{b} \right \rbrack [ab][ab]
ブレイス (コード内のブレイスの前の "\" に注意してください) \left \{ \frac{a}{b} \right \} \quad \left \lbrace \frac{a}{b} \right \rbrace {ab}{ab}
Angle brackets \left \langle \frac{a}{b} \right \rangle ab
縦線と二重縦線(注:縦線は絶対値を表します) \left | \frac{a}{b} \right \vert \left \Vert \frac{c}{d} \right \| |ab|cd
Floor and ceiling functions: \left \lfloor \frac{a}{b} \right \rfloor \left \lceil \frac{c}{d} \right \rceil abcd
スラッシュとバックスラッシュ \left / \frac{a}{b} \right \backslash /ab\
上矢印、下矢印と上下矢印 \left \uparrow \frac{a}{b} \right \downarrow \quad \left \Uparrow \frac{a}{b} \right \Downarrow \quad \left \updownarrow \frac{a}{b} \right \Updownarrow ababab
Delimiters can be mixed, as long as \left and \right are both used \left [ 0,1 \right )
\left \langle \psi \right |
[0,1)
ψ|
Use \left. or \right. if you don't want a delimiter to appear: \left . \frac{A}{B} \right \} \to X AB}X
Size of the delimiters \big( \Big( \bigg( \Bigg( \dots \Bigg] \bigg] \Big] \big] ((((]]]]
\big\{ \Big\{ \bigg\{ \Bigg\{ \dots \Bigg\rangle \bigg\rangle \Big\rangle \big\rangle {{{{
\big| \Big| \bigg| \Bigg| \dots \Bigg\| \bigg\| \Big\| \big\| ||||
\big\lfloor \Big\lfloor \bigg\lfloor \Bigg\lfloor \dots \Bigg\rceil \bigg\rceil \Big\rceil \big\rceil
\big\uparrow \Big\uparrow \bigg\uparrow \Bigg\uparrow \dots \Bigg\Downarrow \bigg\Downarrow \Big\Downarrow \big\Downarrow
\big\updownarrow \Big\updownarrow \bigg\updownarrow \Bigg\updownarrow \dots \Bigg\Updownarrow \bigg\Updownarrow \Big\Updownarrow \big\Updownarrow
\big / \Big / \bigg / \Bigg / \dots \Bigg\backslash \bigg\backslash \Big\backslash \big\backslash ////\\\\

アルファベットと書体

Texvcは、任意のUnicode文字をレンダリングすることはできません。Texvcが処理できるものは、以下の式で入力できます。キリル文字などの他の文字については、実行中のテキストにUnicodeまたはHTMLエンティティとして入力できますが、表示された数式に使用することはできません。

ギリシャ文字
\Alpha \Beta \Gamma \Delta \Epsilon \Zeta ABΓΔEZ
\Eta \Theta \Iota \Kappa \Lambda \Mu HΘIKΛM
\Nu \Xi \Omicron \Pi \Rho \Sigma \Tau NΞOΠPΣT
\Upsilon \Phi \Chi \Psi \Omega ΥΦXΨΩ
\alpha \beta \gamma \delta \epsilon \zeta αβγδϵζ
\eta \theta \iota \kappa \lambda \mu ηθικλμ
\nu \xi \omicron \pi \rho \sigma \tau νξoπρστ
\upsilon \phi \chi \psi \omega υϕχψω
\varepsilon \digamma \vartheta \varkappa εϝϑϰ
\varpi \varrho \varsigma \varphi ϖϱςφ
Blackboard Bold/Scripts
\mathbb{A} \mathbb{B} \mathbb{C} \mathbb{D} \mathbb{E} \mathbb{F} \mathbb{G} 𝔸𝔹𝔻𝔼𝔽𝔾
\mathbb{H} \mathbb{I} \mathbb{J} \mathbb{K} \mathbb{L} \mathbb{M} 𝕀𝕁𝕂𝕃𝕄
\mathbb{N} \mathbb{O} \mathbb{P} \mathbb{Q} \mathbb{R} \mathbb{S} \mathbb{T} 𝕆𝕊𝕋
\mathbb{U} \mathbb{V} \mathbb{W} \mathbb{X} \mathbb{Y} \mathbb{Z} 𝕌𝕍𝕎𝕏𝕐
\C \N \Q \R \Z
太字(ベクトル)
\mathbf{A} \mathbf{B} \mathbf{C} \mathbf{D} \mathbf{E} \mathbf{F} \mathbf{G} ABCDEFG
\mathbf{H} \mathbf{I} \mathbf{J} \mathbf{K} \mathbf{L} \mathbf{M} HIJKLM
\mathbf{N} \mathbf{O} \mathbf{P} \mathbf{Q} \mathbf{R} \mathbf{S} \mathbf{T} NOPQRST
\mathbf{U} \mathbf{V} \mathbf{W} \mathbf{X} \mathbf{Y} \mathbf{Z} UVWXYZ
\mathbf{a} \mathbf{b} \mathbf{c} \mathbf{d} \mathbf{e} \mathbf{f} \mathbf{g} abcdefg
\mathbf{h} \mathbf{i} \mathbf{j} \mathbf{k} \mathbf{l} \mathbf{m} hijklm
\mathbf{n} \mathbf{o} \mathbf{p} \mathbf{q} \mathbf{r} \mathbf{s} \mathbf{t} nopqrst
\mathbf{u} \mathbf{v} \mathbf{w} \mathbf{x} \mathbf{y} \mathbf{z} uvwxyz
\mathbf{0} \mathbf{1} \mathbf{2} \mathbf{3} \mathbf{4} 01234
\mathbf{5} \mathbf{6} \mathbf{7} \mathbf{8} \mathbf{9} 56789
太字(ギリシャ語)
\boldsymbol{\Alpha} \boldsymbol{\Beta} \boldsymbol{\Gamma} \boldsymbol{\Delta} \boldsymbol{\Epsilon} \boldsymbol{\Zeta} ABΓΔEZ
\boldsymbol{\Eta} \boldsymbol{\Theta} \boldsymbol{\Iota} \boldsymbol{\Kappa} \boldsymbol{\Lambda} \boldsymbol{\Mu} HΘIKΛM
\boldsymbol{\Nu} \boldsymbol{\Xi} \boldsymbol{\Omicron} \boldsymbol{\Pi} \boldsymbol{\Rho} \boldsymbol{\Sigma} \boldsymbol{\Tau} NΞOΠPΣT
\boldsymbol{\Upsilon} \boldsymbol{\Phi} \boldsymbol{\Chi} \boldsymbol{\Psi} \boldsymbol{\Omega} ΥΦXΨΩ
\boldsymbol{\alpha} \boldsymbol{\beta} \boldsymbol{\gamma} \boldsymbol{\delta} \boldsymbol{\epsilon} \boldsymbol{\zeta} αβγδϵζ
\boldsymbol{\eta} \boldsymbol{\theta} \boldsymbol{\iota} \boldsymbol{\kappa} \boldsymbol{\lambda} \boldsymbol{\mu} ηθικλμ
\boldsymbol{\nu} \boldsymbol{\xi} \boldsymbol{\omicron} \boldsymbol{\pi} \boldsymbol{\rho} \boldsymbol{\sigma} \boldsymbol{\tau} νξoπρστ
\boldsymbol{\upsilon} \boldsymbol{\phi} \boldsymbol{\chi} \boldsymbol{\psi} \boldsymbol{\omega} υϕχψω
\boldsymbol{\varepsilon} \boldsymbol{\digamma} \boldsymbol{\vartheta} \boldsymbol{\varkappa} εϝϑϰ
\boldsymbol{\varpi} \boldsymbol{\varrho} \boldsymbol{\varsigma} \boldsymbol{\varphi} ϖϱςφ
Italics
\mathit{A} \mathit{B} \mathit{C} \mathit{D} \mathit{E} \mathit{F} \mathit{G} ABCDEFG
\mathit{H} \mathit{I} \mathit{J} \mathit{K} \mathit{L} \mathit{M} HIJKLM
\mathit{N} \mathit{O} \mathit{P} \mathit{Q} \mathit{R} \mathit{S} \mathit{T} NOPQRST
\mathit{U} \mathit{V} \mathit{W} \mathit{X} \mathit{Y} \mathit{Z} UVWXYZ
\mathit{a} \mathit{b} \mathit{c} \mathit{d} \mathit{e} \mathit{f} \mathit{g} abcdefg
\mathit{h} \mathit{i} \mathit{j} \mathit{k} \mathit{l} \mathit{m} hijklm
\mathit{n} \mathit{o} \mathit{p} \mathit{q} \mathit{r} \mathit{s} \mathit{t} nopqrst
\mathit{u} \mathit{v} \mathit{w} \mathit{x} \mathit{y} \mathit{z} uvwxyz
\mathit{0} \mathit{1} \mathit{2} \mathit{3} \mathit{4} 01234
\mathit{5} \mathit{6} \mathit{7} \mathit{8} \mathit{9} 56789
Roman typeface
\mathrm{A} \mathrm{B} \mathrm{C} \mathrm{D} \mathrm{E} \mathrm{F} \mathrm{G} ABCDEFG
\mathrm{H} \mathrm{I} \mathrm{J} \mathrm{K} \mathrm{L} \mathrm{M} HIJKLM
\mathrm{N} \mathrm{O} \mathrm{P} \mathrm{Q} \mathrm{R} \mathrm{S} \mathrm{T} NOPQRST
\mathrm{U} \mathrm{V} \mathrm{W} \mathrm{X} \mathrm{Y} \mathrm{Z} UVWXYZ
\mathrm{a} \mathrm{b} \mathrm{c} \mathrm{d} \mathrm{e} \mathrm{f} \mathrm{g} abcdefg
\mathrm{h} \mathrm{i} \mathrm{j} \mathrm{k} \mathrm{l} \mathrm{m} hijklm
\mathrm{n} \mathrm{o} \mathrm{p} \mathrm{q} \mathrm{r} \mathrm{s} \mathrm{t} nopqrst
\mathrm{u} \mathrm{v} \mathrm{w} \mathrm{x} \mathrm{y} \mathrm{z} uvwxyz
\mathrm{0} \mathrm{1} \mathrm{2} \mathrm{3} \mathrm{4} 01234
\mathrm{5} \mathrm{6} \mathrm{7} \mathrm{8} \mathrm{9} 56789
Fraktur typeface
\mathfrak{A} \mathfrak{B} \mathfrak{C} \mathfrak{D} \mathfrak{E} \mathfrak{F} \mathfrak{G} 𝔄𝔅𝔇𝔈𝔉𝔊
\mathfrak{H} \mathfrak{I} \mathfrak{J} \mathfrak{K} \mathfrak{L} \mathfrak{M} 𝔍𝔎𝔏𝔐
\mathfrak{N} \mathfrak{O} \mathfrak{P} \mathfrak{Q} \mathfrak{R} \mathfrak{S} \mathfrak{T} 𝔑𝔒𝔓𝔔𝔖𝔗
\mathfrak{U} \mathfrak{V} \mathfrak{W} \mathfrak{X} \mathfrak{Y} \mathfrak{Z} 𝔘𝔙𝔚𝔛𝔜
\mathfrak{a} \mathfrak{b} \mathfrak{c} \mathfrak{d} \mathfrak{e} \mathfrak{f} \mathfrak{g} 𝔞𝔟𝔠𝔡𝔢𝔣𝔤
\mathfrak{h} \mathfrak{i} \mathfrak{j} \mathfrak{k} \mathfrak{l} \mathfrak{m} 𝔥𝔦𝔧𝔨𝔩𝔪
\mathfrak{n} \mathfrak{o} \mathfrak{p} \mathfrak{q} \mathfrak{r} \mathfrak{s} \mathfrak{t} 𝔫𝔬𝔭𝔮𝔯𝔰𝔱
\mathfrak{u} \mathfrak{v} \mathfrak{w} \mathfrak{x} \mathfrak{y} \mathfrak{z} 𝔲𝔳𝔴𝔵𝔶𝔷
\mathfrak{0} \mathfrak{1} \mathfrak{2} \mathfrak{3} \mathfrak{4} 01234
\mathfrak{5} \mathfrak{6} \mathfrak{7} \mathfrak{8} \mathfrak{9} 56789
Calligraphy/Script
\mathcal{A} \mathcal{B} \mathcal{C} \mathcal{D} \mathcal{E} \mathcal{F} \mathcal{G} 𝒜𝒞𝒟𝒢
\mathcal{H} \mathcal{I} \mathcal{J} \mathcal{K} \mathcal{L} \mathcal{M} 𝒥𝒦
\mathcal{N} \mathcal{O} \mathcal{P} \mathcal{Q} \mathcal{R} \mathcal{S} \mathcal{T} 𝒩𝒪𝒫𝒬𝒮𝒯
\mathcal{U} \mathcal{V} \mathcal{W} \mathcal{X} \mathcal{Y} \mathcal{Z} 𝒰𝒱𝒲𝒳𝒴𝒵
Hebrew
\aleph \beth \gimel \daleth
機能 構文 描写結果
non-italicised characters \mbox{abc} abc
mixed italics (bad) \mbox{if} n \mbox{is even} ifnis even
mixed italics (good) \mbox{if }n\mbox{ is even} if n is even
mixed italics (more legible: ~ is a non-breaking space, while "\ " forces a space) \mbox{if}~n\ \mbox{is even} ifnis even

式で色を使えます:

  • {\color{Blue}x^2}+{\color{YellowOrange}2x}-{\color{OliveGreen}1}
    x2+2x1
  • x_{1,2}=\frac{-b\pm\sqrt{\color{Red}b^2-4ac}}{2a}
    x1,2=b±b24ac2a

こちらにあるのはLaTeXでサポートする全配色です (アーカイブ版) 。

何かを表現するのに、色彩だけで 識別させることはしてはいけません。モノクロ (白黒) 印刷あるいは色覚障害の利用者には意味をなさないからです。

書式関連

スペース

TeXは自動的にスペースを調整しますが、時には手動の調整が必要なときもあります。

機能 構文 描写結果
double quad space a \qquad b ab
quad space a \quad b ab
text space a\ b ab
text space without PNG conversion a \mbox{ } b a b
large space a\;b ab
medium space a\>b [not supported]
small space a\,b ab
no space ab ab
small negative space a\!b ab

自動スペース調整は、非常に長大な式場合だと一貫しない可能性があります (TeXでは過剰なhboxが生成されるため)。

<math>0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14+15+16+17+18+19+20+\cdots</math>
0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14+15+16+17+18+19+20+

これは、式全体を{ }で囲むことで修正できます。

<math>{0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14+15+16+17+18+19+20+\cdots}</math>
0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14+15+16+17+18+19+20+

Empty horizontal or vertical spacing

The phantom commands create empty horizontal and/or vertical space the same height and/or width of the argument.

機能 構文 描写結果
Empty horizontal and vertical spacing \Gamma^{\phantom{i}j}_{i\phantom{j}k} Γijkij
Empty vertical spacing -e\sqrt{\vphantom{p'}p},\; -e'\sqrt{p'},\; \ldots epp,ep,
Empty horizontal spacing \int u^2\,du=\underline{\hphantom{(2/3)u^3+C}} u2du=(2/3)u3+C_


通常の文の流れとの位置合わせ

既定のCSSで、以下の記述は行の上下中央揃えを示し

img.tex { vertical-align: middle; }

平文の中で数式NNexdxは正しく表示されるはずです。

もし文字の高さ揃え (配置) を変えたい場合は、<math style="vertical-align:-100%;">...</math>を使い、正しく表示されるまでvertical-align引数をいろいろ変更してみます。しかしながら、実際の表示は使っているブラウザと、その設定に影響を受けます。

またこの回避策に依拠する場合、将来のリリースでサーバー上のレンダリングが修正される可能性があり、実際に修正されたとき、この追加の手動オフセットの結果、突然、数式が誤って配置されることがありえます。そこで回避策を使うのであれば、控えめにしてください。

化学

化学反応式で利用される化学式を表示させるには以下の二つの方法があります。

  • <math chem>
  • <chem>

<chem>X</chem><math chem>\ce{X}</math>の略です

(Xとは化学和の式)。

技術的には、mathjax 説明文書によれば、<math chem>とはmathタグでmhchem拡張子が有効なものを示します。

注意事項として、コマンドの\cee および\cfmhchem LaTeX パッケージの説明文書に廃止されたと記述してあるため、無効です。

数式が特定の「複雑さ」に達すると空きスペースは無視 (たとえば<chem>A + B</chem>の処理結果がpositive chargeのある<chem>A+B</chem>の処理結果そっくりになるなど) されます。その場合、記述に<chem>A{} + B</chem> (以前の推奨<chem>{A} + {B}</chem>ではない 点に注意) を使います。すると、バグが解決された時点もしくは/そしてmhchemの新バージョンの使用開始に合わせ、数式が自動的に清書されます。

下記の例を参照してください。

使用例

化学

<chem>C6H5-CHO</chem>
CA6HA5CHO
<chem>\mathit{A} ->[\ce{+H2O}] \mathit{B}</chem>
A+HA2OB
<math chem>A \ce{->[\ce{+H2O}]} B</math>
A+HA2OB
<chem>SO4^2- + Ba^2+ -> BaSO4 v</chem>
SOA4A2+BaA2+BaSOA4
<chem>H2NCO2- + H2O <=> NH4+ + CO3^2-</chem>
HA2NCOA2A+HA2ONHA4A++COA3A2
<chem>H2O</chem>
HA2O
<chem>Sb2O3</chem>
SbA2OA3
<chem>H+</chem>
HA+
<chem>CrO4^2-</chem>
CrOA4A2
<chem>AgCl2-</chem>
AgClA2A
<chem>[AgCl2]-</chem>
[AgClA2]A
<chem>Y^{99}+</chem>
YA99+
<chem>Y^{99+}</chem>
YA99+
<chem>H2_{(aq)}</chem>
HA2A(aq)
<chem>NO3-</chem>
NOA3A
<chem>(NH4)2S</chem>
(NHA4)A2S

二次多項式

ax2+bx+c=0

<math>ax^2 + bx + c = 0</math>

二次多項式(強制PNG)

ax2+bx+c=0

<math>ax^2 + bx + c = 0\,</math>

二次方程式の解

x=b±b24ac2a

<math>x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}</math>

大括弧と分数

2=((3x)×23x)

<math>2 = \left(
 \frac{\left(3-x\right) \times 2}{3-x}
 \right)</math>

Snew=Sold(5T)22

 <math>S_{\text{new}} = S_{\text{old}} - \frac{ \left( 5-T \right) ^2} {2}</math>
 

積分

axasf(y)dyds=axf(y)(xy)dy

<math>\int_a^x \!\!\!\int_a^s f(y)\,dy\,ds
 = \int_a^x f(y)(x-y)\,dy</math>

総和

m=1n=1m2n3m(m3n+n3m)

<math>\sum_{m=1}^\infty\sum_{n=1}^\infty\frac{m^2\,n}
 {3^m\left(m\,3^n+n\,3^m\right)}</math>

微分方程式

u+p(x)u+q(x)u=f(x),x>a

<math>u'' + p(x)u' + q(x)u=f(x),\quad x>a</math>

複素数

|z¯|=|z|,|(z¯)n|=|z|n,arg(zn)=narg(z)

<math>|\bar{z}| = |z|,
 |(\bar{z})^n| = |z|^n,
 \arg(z^n) = n \arg(z)</math>

極限

limzz0f(z)=f(z0)

<math>\lim_{z\rightarrow z_0} f(z)=f(z_0)</math>

積分方程式

ϕn(κ)=14π2κ20sin(κR)κRR[R2Dn(R)R]dR

<math>\phi_n(\kappa) =
 \frac{1}{4\pi^2\kappa^2} \int_0^\infty
 \frac{\sin(\kappa R)}{\kappa R}
 \frac{\partial}{\partial R}
 \left[R^2\frac{\partial D_n(R)}{\partial R}\right]\,dR</math>

ϕn(κ)=0.033Cn2κ11/3,1L0κ1l0

<math>\phi_n(\kappa) = 
 0.033C_n^2\kappa^{-11/3},\quad
 \frac{1}{L_0}\ll\kappa\ll\frac{1}{l_0}</math>

連続と場合分け

f(x)={11x<012x=01x2otherwise

<math>
 f(x) =
 \begin{cases}
 1 & -1 \le x < 0 \\
 \frac{1}{2} & x = 0 \\
 1 - x^2 & \mbox{otherwise}
 \end{cases}
 </math>

下付文字の前置

pFq(a1,,ap;c1,,cq;z)=n=0(a1)n(ap)n(c1)n(cq)nznn!

 <math>{}_pF_q(a_1,\dots,a_p;c_1,\dots,c_q;z)
 = \sum_{n=0}^\infty
 \frac{(a_1)_n\cdots(a_p)_n}{(c_1)_n\cdots(c_q)_n}
 \frac{z^n}{n!}</math>

分数及び小型化した分数

abab
<math> \frac {a}{b}\  \tfrac {a}{b} </math>

バグ報告

Bug reports and feature requests should be reported on Phabricator with the tag Math.

関連項目

外部リンク