ユニバーサル言語セレクタ/コンパクト言語リンク

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ウィキメディアのプロジェクト群の編集者がコンテンツ執筆に使う言語はますます増え、それにつれてサイドバーの言語間リンクのリストは長くなります。 「バラク・オバマ」や「太陽」などの記事には200以上のリンクがあり、言語の切り替えをしようとする利用者にとっては問題です。 あまりにも長いリストから特定の言語を探すのは容易ではありません。 コンパクトな言語リンクでは特定の言語を探しやすくするため、利用者が最も関心のありそうな言語のサブセットに絞り込んで最初に表示してあり、その他の言語は別のパネルでアクセスできる仕組みです。

コンパクト言語リンク機能は、ユニバーサル言語選択 (ULS) - 言語の選択とさまざまな言語関連設定へのアクセスを提供する拡張機能 - の一部です。 コンパクト言語リンク機能自体は2013年にすべてのウィキメディア ウィキ群に導入されました。 OPWプロジェクトで作成された2014年以降、独立したベータ版機能として利用可能になりました。

動作の仕組み

 
コンパクトな言語リンク (スクリーンショット)

コンパクト言語リンクは、個人設定 → 表示 → 言語 の設定を使用して有効または無効にできます。 また Extension:GlobalPreferences を使うと、あらゆるウィキで無効にできます。 この設定は現在、すべてのウィキメディアのウィキ群の利用者に向け、いくつかの段階に分けて提供しています。

コンパクトな言語リンクを使用すると、最初に利用者に関連のある言語の短いリストが表示されます。 表示順は、以前の言語の選択とブラウザの設定、利用者の地理的位置および閲読中の記事のプロパティに基づいて選択されます。 この選択の詳細は次のリンク先をご参照ください。コンパクトな言語リンクの初回表示では、何を基準に表示する言語を決めているのですか?

 
言語一覧の小窓に秀逸な記事のバッジを付けたコンパクト言語リンク (スクリーンショット)

リストの一番下には、ページが存在する言語数のインジケータが表示されます。それをクリックするとコンパクトな表示以外の残りの言語が示されます。何語でも言語名を検索でき、スペルミスに対応します。言語コードによる検索もサポートされています。

また、この言語ダイアログには「特集記事」のようなバッジも見えます。

よくある質問

この機能の必要な理由

多くの記事では、言語間リンクの一覧は長すぎます。 項目がたった10件でも、多くの利用者にとって一覧から必要な言語を探すのは簡単ではなく、100件を超えるリストが付いた記事はたくさんあります。 多言語利用者でいくつかの言語を切り替えて利用することが多い場合、毎回、長い一覧から使いたい言語を探し出さなければなりません。

言語一覧について、グローバルもしくは個人設定のカスタム化を設けたプロジェクトがたくさんあります。たとえば特定の言語名を常に画面上部に表示するよう要求するウィキペディアは複数あり、あるいは特定の言語名を太字表示したり、利用者が選択して言語に優先順を付けるガジェットを用意するものもあります。

この種の機能をグローバルに使えるようにしようという考えは、2010年には登場していました。

自分にどの言語を表示させるか選ぶ方法

「他XX」ボタンを押してパネルを開き、必要な言語を選ぶだけです(XXは数字)。

言語をクリックするたび、最初に表示される短縮された言語リストに自動的に追加されます。

ご利用のブラウザの個人設定で、言語を追加することもできます。

ベータ機能としてコンパクト言語リンクを使ってきました。変更点はなんですか?

言語間リンクの領域には変更はないはずです。 しかしながらベータ機能一覧には、コンパクト言語リンクは非表示になります。 Instead, you will see a new preference setting under 個人設定 -> 表示 -> 言語, where the checkbox "Use a compact language list" can be selected.

以前、コンパクト言語リンクを試したときはベータ機能を無効にしました。それなのに勝手に有効にされています。無効にする用法は?

 
[個人設定]の[表示]タブを開き、コンパクト言語リンクを有効にする (スクリーンショット)

個人設定 → 表示 → 言語 を選択します。 Here you can see a checkbox that says "Use a compact language list". チェックをはずし、保存します。 (画像を参照。)

短縮したリストに表示する言語の件数は?

通常、最初に表示するコンパクトな言語リストには7から9件の言語を表示します。リストの長さを決める要因は2つでした。

  1. 人々が必要としそうな言語数に十分な空間を取ります。さまざまな言語関連プロジェクトの調査中に参加者が話せる言語を質問したところ、9件超はほとんどありませんでした。例えば コンテンツ翻訳 の場合、187件の回答から利用者の85%が話せる言語は4件以内でした。この結果は多言語編集者の調査 (英語) とも一致しているようです。
  2. リストは速く簡単に処理できて、その記事が他の言語でも利用できると伝わる短さにする必要があります。個人によって作業メモリには幅があり「7 ± 2」 (訳注:マジカルナンバー7+-2)という共通の設計ガイドラインに照らすと、私たちが提供しているリストは人々が処理できる短さであるかもしれません。

言語の総覧を表示したほうが、希望の言語を探しやすいのでは?

私たちの調査によると、一律にならべた長い一覧よりも、コンパクトなリストから選ぶほうが言語を探す労力は少ないとわかっています。

もし必要な言語が最初に表示される短縮リストにないとしても、パネルを開いて検索窓を利用するほうが、すべての言語をただ並べただけの長いリストから探すより簡単です。

言語を1回クリックすると、その後は、最初に表示される短縮リストで最も優位な位置に常に表示されます。ほとんどの利用者はごく限られた言語のみ何度もアクセスしますが、長いリストだと毎回、使用言語を検索する必要があるため、よく利用する言語を自動表示するほうが時間を大きく節約できます。

利用者によってはさまざまなブラウザで提供される「ページ内を検索」機能により、使用言語を検索するほうが便利だと言いますが、さまざまな調査で、この機能を知っている利用者はおよそ10—20% とされています。[1] これに加え、「ページ内を検索」機能ではページ内の類似の言語もヒットしてしまい、入力の誤字を修正したり、ISO コードなど別の方法で言語や異なるスクリプト他を探すことができません。これらの方法はすべて、ポップアップ表示される言語選択パネルで利用可能です。

最初に表示する短縮リストに表示する言語は、利用者ごとにどう選ぶ?

言語選択の主な要因は、利用者が何を選択するかです。言い換えるなら、最も必要な言語を選択するには、クリックするだけでよいという意味です。記事をたとえばイタリア語で読みたいなら、一度イタリア語を選択すると次回はイタリア語版へのリンクが表示され、アクセスが容易になります。

それ以前の選択がまだない初回には、言語選択は別の要素を基準にします。以下は最初に示すコンパクトな一覧の選択を決める要素すべてに順位を付けてまとめてあります。

  1. 以前、言語選択パネルで利用者がクリックして選択したことがある言語。
  2. 利用者のウェブブラウザの言語設定。利用者自身による環境設定が可能
  3. 利用者のバベルボックスで設定した言語。
  4. CLDR 地域言語情報に基づく地理的情報。お住まいの国の情報が正しくない場合は、訂正に貢献してください
  5. lang属性を使い、ページのコンテンツに採用される言語。「lang」テンプレートによってこの属性を追加するウィキペディアの言語版は多く、外国人名や場所名—たとえば英語版ウィキペディアの記事Pragueでは{{lang-cs}}テンプレートを採用し原語都市名 (「Praha」) に言及—を提示します。lang属性のあるHTML要素を使用しても、同様に機能します(たとえば<span lang="cs">Praha</span>)。
  6. 秀逸な記事。
  7. もし上記の方法で、閲読者に関連のありそうな9言語を検知できなかった場合、世界の主要言語で記事が提供されているなら、それらからいくつかを表示します。中国語、英語、フランス語、インドネシア語など。


利用者ページにバベルボックスを置いています。そこで言語を指定しているのに、最初に表示される短縮リストで表示されないのですが?

ログインしているか、また利用者ページで{{#babel:}} 表記を使っているか、ご確認ください。説明文書は Babel 拡張機能を参照します。バベルボックスを表示していても、使用するテンプレートが旧版のままのウィキは多く、またウィキごとにその実装が異なるため、コンパクト言語リンクでは使用できません。{{#babel:}} 表記を採用すると、どのウィキでもバベルボックスを共通の方法で追加でき、外観がそろいます。

利用者ページで {{#babel:}} 表記を使いバベルボックスを置いてあり、そこで指定した言語が最初に表示される短縮した言語リストに出ない場合は、ソフトウェアのバグかもしれません。プロジェクトのトークページproject talk pageに報告をお願いします。

技術的な注記:

  • ご利用のウィキの BabelMainCategory 変数は必ずInitialiseSettings.php ファイルで設定します。既に設定済みのウィキメディア ウィキは多いですが、すべてではないからです。
  • {{#babel:}} 表記をテンプレート内に配置することができます。コンパクト言語リンクの場合もこれに当たります。たとえばロシア語版ウィキペディアでは{{Babel}} テンプレートに内含されています。

グローバル利用者ページにバベルボックスを置いて言語を表示させていますが、どのウィキでも参照できますか?

はい、たとえローカルに利用者ページを作っていなくても、すべてのウィキで表示されます。

ウィキのローカルな利用者ページがグローバルなバベルボックスを上書きします。

この機能では世界の使用者が多い言語を優先し少数言語を区別しますか?

そんなことはまったくありません。その意図はなくこの機能の効果でもありません。

この機能は、すべての利用者に自動的に適応するよう、最善を尽くします。最初に表示する短いリストは、利用者ごとの過去の選択とブラウザ設定、地理的位置から取得した言語を、最も優先して表示します。世界の主要な言語の一部は、優先度を最も下げ、リストの末尾にフォールバック言語として限定的に表示されます。

実際には、利用者の個人設定を尊重し地理位置情報の使用により、複数の少数言語をより際立たせることができます。匿名利用者にこの機能を提供するようにして以降、すべての言語、特に少数言語へのリンクをクリックする回数が増えてきました。

エスペラントなど、領土に関係のない言語は? この機能によってこれらの言語プロジェクトへのトラフィックが損なわれませんか?

利用できるのはすべての言語へのリンクですが、「他」ボタンをクリックしたときに表れるパネルに載せたものは当初は表示されないこと、調査では長い全言語のリストよりもこのパネルで検索するほうが簡単に見つかることを示しています。ある利用者がパネルで任意の言語をクリックすると、その後、この言語はその人の最初のリストに必ず表示されます。

リンクのクリックおよびすべてのプロジェクトが受けるトラフィックについて、この機能の効果を監視しています。ロシア語、スペイン語、中国語など一部の主要言語でこの機能を有効にしてから2017年後半時点で1年以上が経過、リンクのクリック数とリンクへのトラフィックが減少した言語版はひとつもありませんでした。

さらに、言語間リンクを介して他の言語から特定の言語のプロジェクトへ参加した人の割合は、すべての言語で大幅に増加していることがわかりました。以下はいくつかの言語の指標です。全言語の完全な統計Universal Language Selector/Compact Language Links/metrics/dataも参照してください。

アルバニア語 チェコ語 デンマーク語 エスペラント語 ラトビア語
2016年6月 1,0655% 0,3677% 0,6002% 2,9999% 1,1672%
2016年7月 2,4419% 0,4902% 0,9998% 4,4019% 1,8306%
2016年8月 3,7557% 0,5454% 0,9916% 4,4966% 2,5281%
2017年6月 5,4297% 0,8780% 1.5400% 12.9971% 4.3209%
2016年6月–2017年6月 増加率 409,5970% 138,7526% 156,5756% 333,2539% 270,1848%

ブラウザの言語設定を変更するには?

(注意点としてブラウザの更新版が年に数回、配信されると、これらの手順は古くなる可能性があります。ここに示したバージョンよりも新しいバージョンのブラウザーでは手順が異なる場合には、ぜひこのページを編集して手順の更新をお願いします。)

ブラウザの言語設定は変更できます。ただし個人情報に否定的な影響を与えるbrowser fingerprintingにも作用することにご留意ください[2]。それでも実行する場合、手順は以下のとおりです。

Mozilla Firefox 58

(3本線のアイコン) → オプション → 言語 → 選択 → 追加する言語を選択...

Google Chrome 64

(三点のアイコン) → 設定 → 高度な設定を表示 → 言語 → 言語を追加

Microsoft Internet Explorer 10

  • Windows 7: (歯車アイコン) → インターネット オプション → 全般 → 言語 → 追加
  • Windows 8: (歯車アイコン) → インターネット オプション → 全般 → 言語 → 言語の個人設定 → 言語の追加

Microsoft Internet Explorer 11

(歯車アイコン) → インターネット オプション → 全般 → 言語 → 言語の個人設定 → 言語の追加

Microsoft Edge Legacy

ブラウザー自身では完結できないため、OS で設定します。コンピューターのシステム設定を開いて以下の操作をします: 時刻と言語 → 地域と言語 → 言語の追加

Microsoft Edge 79

(Three dots icon) → Settings → Languages → Add Languages

Opera 49

メニュー → 設定 → ブラウザ → 言語 → 優先する言語 → 言語を追加

なぜ言語を大陸ごとにまとめるのですか?

言語一覧が長大な場合には、視認しやすいように大陸別に区切ってあります。さもなければ一覧は長すぎます。大陸による分割は比較的バランスの取れたグループ化ができ、まったく任意です。たとえば言語グループを基準にすると、グループによって言語を1件しか含まなかったり数十個含またりすることを考えると、バランスがあまり取れません。

ABC順に並べない理由は?

言語名はさまざまな字体で記述してあります。したがってABC順には並べ替えできません。

最初に言語を大陸ごとに分類した後、さらに書記体系別にグループ化、さらにその体系内でABC順に並べ替えます。

いずれにせよ設計部門の調査によると、利用者はリストをスクロールして全体から探すのではなく、必要な言語を見つけるため最も頻繁に利用するのは検索ボックスであることが示されています。

どうして言語名をその言語で表示し、ウィキの言語にしないのですか?

言語間リンクの主な利用者は読者であり、自分の使用言語の名前がウィキの既定言語でどのように書かれるか知っているとは限りません。

利用したい言語を検索するときパネル上部の検索ボックスを使うと、自分の使用言語でも何語でも探せます。

どうして検索窓と全言語の一覧は別のパネルに分けるのですか?

考慮したのは2点です。(a) 利用者が関心のある言語に集中できること (最初の表示領域は、利用者の大多数が話す言語数を示すのに十分な広さ)、(b) その部分を活用する高度な検索能力を盛り込むことです。 調査によると検索は利用者が言語を探す最も一般的な方法であり、柔軟な検索を提供したことで、最初の表示に見つけたい言語がない場合もサポートが容易になりました。 他の言語名に基づいてもタイプミスがあっても探せるし、ISOコードを使っても検索できます。これにより、それぞれの言語で言語名をどうつづるか知らなくても、あるいはその言語をキーボード入力できなくても検索が可能です。 あるいは、たとえば英語の話者で日本語を入力できない場合がよくありますが、「日本語」と入力しなくても「japanese」と入力すると日本語を検索できます。

このツールは最初は言語間リンクをすべて表示せず、残りの言語は「継続」方式によって提供してあり、それらへのアクセス方法はとても明確です。 調査では言語が最初のリストになくても、利用者はそれを見つける方法(最大で1回だけ行う処理)をすぐ理解できると確認しました。 潜在的にどんな問題があるか特定するため、言語間のナビゲーション量を監視しています。


この機能が成功したと見なす指標は?

成功の重要な指標は言語間リンクのクリック数が減らないことです。 また今後、閲読者が自分に関係のある言語をさっと見つけられるようにあることを希望しています。

開発者は匿名利用者にこの機能を提供する前に、すでに2016年5月にさかのぼり、言語ごとの言語間リンクの毎日のクリック数を記録し始めています。実装から数週間後には上昇し始めていることがわかります。 2016年12月時点の言語ごとの調査では、ページ閲覧数に対する言語間リンクのクリック率を調べたところ、どの言語のウィキペディアでも、同年5月より増加しています。

クリック数の増加を全言語で平均すると、2016年6月から2017年6月では 90% でした。同時期の言語間リンク経由のトラフィックの伸びは全言語平均で 85% でした。

このデータの詳細情報はUniversal Language Selector/Compact Language Links/metrics/data をご参照ください。

これはウィキメディアをモバイル環境に持ち込むことと関連しますか?

いいえ。この言語間リンク集の設計修正は、デスクトップのウェブサイト向け専用です。

モバイル版ウェブサイト (MobileFrontend) には言語間リンクの表示に独自の設計を当てています。

将来的に、デスクトップ版とモバイル版で設計を近づけることは可能ですが、はっきりした計画はないのが現状です。

利用者の地理的位置はどうやって判断するのですか?

利用者のIPアドレスはサーバ上のデータベースと照合し、アドレスからおおよその位置情報をマッピングします。結果を保存する Cookie はGeoIPという名前です。Unicode コンソーシアムの CLDRプロジェクトは世界の国々で話されている言語リスト (英語) を維持しており、ULS (ユニバーサル言語選択機能) はこれと Cookie から読み取った情報を照合します。その詳細はwikitech:Geolocationのページにあります。

言語選択を決定するために地理位置情報を利用すると聞きました。この基準はどのくらい重要ですか?

ジオロケーション (en) は完璧ではないものの、情報源としては主要ではなく、これ以外にもあり、より信頼性の高い情報源、すなわち以前の選択とブラウザ言語とともに、付加的に使用されます。いずれにせよ使用するデータは CLDR プロジェクトに依拠することから、時間の経過とともに改善されると期待され、利用者にはぜひ改善の要望を出すようにお勧めしています。(訳注:要望先は前出の CLDR プロジェクト)

地理位置情報の利用により特定言語を強制し、ウィキメディア財団の使命に反しませんか?

利用者の言語を推定する仕組みはジオロケーションだけではありません。実際には候補に地域語が含まれていると、以前のリストよりも可視性がさらに高まります。

また、これらの言語を強調すると少数言語をそれぞれが話されている地域でより目立たせることにつながります。

私の国で使われる言語のデータの正確性を向上するには?

ぜひ皆さんでCLDR 言語領域データベースを調べてご自分の言語の項目を確認し、必要に応じて更新するようお勧めします。どんな言語でも国ごとの話者数のデータがあれば、たとえばエスペラントのような人工言語を含め、このデータベースに追加できます。

ほとんど VPN 経由で接続しています。地理位置情報は役に立ちません。

ジオロケーションは利用者の使用言語を類推する仕掛けのひとつに過ぎません。常に参照されるのは、ブラウザ設定や以前に選択した言語です。

言語リストの個人仕様を自動化すると、ウィキメディアのサイトが商用ウェブサイトと似てしまいませんか?

ウィキメディアのサイトは他の多言語の大規模な商用サイトと同様に、サポートする言語数のスケーラビリティに対処する必要があります。 商用サイトが市場ごとに利益最適化を図るのとは異なり、ウィキメディアの目的はどんな人でもあらゆる知識の総計を共有できることであり、これにはあらゆる言語へのアクセスが含まれます。

コンパクト言語リンクの設計は、あらゆる言語へのアクセスを確保するばかりか、容易にできることを目指しました。 商用サイトであればアクセスさせない言語もあるかもしれませんが、ここではそのような操作は行いません。 さらにリストに表示する言語の選択方法は、説明をもらさずこのページで公開しています。


コンパクトな言語リンクの挙動が、私のメインページでは異なるようですが?

原因はおそらくご使用のウィキのメインページで言語間リンクの表示が {{noexternallanglinks}} マジックワードを使用してカスタマイズされているからと考えられます。 ウィキメディアの複数のウィキでこの手法を使う理由はどの言語版にもメインページがあることに対して、通常、メインページのコンテンツ自体はかなり短いため、言語の一覧を可能な限り長く伸ばして表示してるからです。

メインページでコンパクトな言語リンクを使うと、利用者ごとに自動的に言語を選択して表示するからリスト自体が短くなり、したがって、ウィキの編集者コミュニティではこの不要なカスタマイズの削除をぜひ検討してください。

言語間リンクにグレーで表示される言語がある原因は?

 
言語間リンクの一覧の一部がグレー表示され、未作成の記事を示している (コンテンツ翻訳拡張期能のスクリーンショット)

言語一覧でグレー表示されるものは、利用者が有効にした コンテンツ翻訳 というベータ機能によって表示されます。グレーの言語は、閲覧中の記事がその言語で提供されていないこと、それをクリックするとコンテンツ翻訳機能を介して、翻訳をする対象であることを示しています。

フィードバックの投稿先は?

プロジェクトのトークページに投稿するか、リンク #ULS-CompactLinks project から Phabricator で報告をお願いします。

言語選択機能のラベルがいくつか私の言語になっていません。翻訳したいのですが?

translatewiki.net を開き、利用者登録をして以下の 2 グループの翻訳をお願いします:

既知の問題と機能の要望

Phabricatorで一覧をご参照ください。

関連項目

参考資料

  1. Do 90% of People Not Use Ctrl+F?, Blog of Metrics, Mozilla
  2. See Fielding, R.; Reschke, J. (June 2014). "Browser Fingerprinting". Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Semantics and Content. IETF. p. 85. RFC 7231. Retrieved June 16, 2018.