Manual:版指定削除

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MediaWiki 1.16 以降のMediaWikiにおけるSpecial:RevisionDelete(版指定削除、秘匿)は、版の閲覧レベルを変更できる特別ページです(既定では無効)。 コードは includes/revisiondelete にあります。

何をするものか

 
版指定削除機能のスクリーンショット

「ページの特定の版を削除/復元」(deleterevision) の権限を持つ利用者が履歴表示のページを閲覧すると (有効化の節を参照)、「選択した版を表示/非表示」というボタンが表示されます。また版ごとの全記事の横に、チェックボックスが表示されます。 あるページにおけるある版に対して、以下のものを秘匿/秘匿解除することができます:

  • 版の本文
  • 編集時の要約
  • 編集者の利用者名やIP

「あらゆる利用者の特定の版を閲覧、非表示および非表示解除」(suppressrevision) の権限があると、管理者から情報を秘匿することが可能です。

ログの記録に対しても、同様の機能性 'deletelogentry'、'suppressionlog' が得られます。

削除された版はページの履歴表示に載りますが、ただし、その内容の一部は公開されず、権限がないとアクセスできません。

さらなる技術情報については、Bitfields for rev deletedをご覧下さい。

有効化

この機能を有効化するには、一部の利用者権限LocalSettings.php で設定しなければなりません。

例:

利用者から版やログを隠す場合:
$wgGroupPermissions['sysop']['deleterevision'] = true;
$wgGroupPermissions['sysop']['deletelogentry'] = true;
オーバーサイト係 (Oversighters) により、利用者および管理者から特定の利用者名を隠すことを可能にする場合:
$wgGroupPermissions['oversight']['hideuser'] = true;
オーバーサイト係 (Oversighters) により、利用者および管理者から版およびログ項目を隠すことを可能にする場合:
$wgGroupPermissions['oversight']['suppressrevision'] = true;
$wgGroupPermissions['oversight']['suppressionlog'] = true;
Observers に対して、利用者および管理者から隠された版およびログ項目を表示する場合:
MediaWiki バージョン:
1.24
Gerrit change 139277
$wgGroupPermissions['observers']['viewsuppressed'] = true;

利用者に「オーバーサイト」権限を付与するには、サイトにビューロクラットとしてログイン後、Special:UserRights へ進みます(この役割を他の利用者に付与するのは、唯一ビューロクラットだけです。通常、IDが「1」の利用者が既定で指名されます)。 オーバーサイト権限を付与したい利用者の名前を入力し、「オーバーサイト」(oversight) にチェックを入れます。 詳細情報は Manual:利用者権限 を参照してください。

ウィキによってはこのグループを「オーバーサイト」ではなく「秘匿」と呼んでいます。


関連項目