学術系のハブ
学術系のウィキは第三者のウィキであり、学術的な背後関係で用いるためアクセス制御や研究分析などに特化したものを指します。
第三者によるMediaWiki利用の他の例は、システム管理者のハブをご参照ください。
知識の共有
多くの学術的なウィキでは Extension:Semantic MediaWiki を採用しデータ共有をsemantic webによって拡張しています。外部サイトからのデータマイニングを実施するにはMediaWiki APIも採用できます。Cronなどのスケジュール管理プログラムと併用し、データ配信の半自動化につながります。
アクセス制御
アカウント作成
Vampire Model
「vampire モデル」に従うなら、規則は2つ。
- 登録利用者のみ編集できる。
- 登録利用者のみアカウントを作成できる。
アカウント作成の方法として、利用者/管理者を1人分ずつ登録する手間を省略し、作業の複雑さをおおむね簡略化。学術系の環境では一般に同輩への信頼度が高く、Principal investigator 個人にアカウント1件を割り当て、学生のアカウント登録を委任できる。MediaWiki では逐一、アカウントの活動を記録しており、(比較的) 簡単にスパムおよび/あるいはボット・アカウント作成の説明責任を果たせる。
認証
- Extension:LDAPAuthentication2
- シングル・サインオンに既存のLDAP(Microsoft Active Directory、Kerberosを含む)を活用
認証
- Manual:アクセス制限
- Manual:ブロックとブロック解除
- Extension:EditSubpages
- Security issues with authorization extensions
コンテンツ のセキュリティ
- Extension:AccessControl
- ビジネス界の企業と共同企画する学術プロジェクトでは、サイトのコンテンツ・セキュリティを確保する必要があります。その趣旨にしたがい開発した拡張機能がこちらです。
文書管理
編集
- Extension:ParserFunctions
- コアに同梱してあり、WPのテンプレートを含め複雑なテンプレート処理に必要。
- Extension:Scribunto
- コアに同梱してあり、WPのテンプレートを含め特に複雑なテンプレート処理に必要。
- Extension:WikiEditor
- コアに同梱してあり、2010 年代のウィキメディアが開発を支えたウィキテキスト・エディタ。
- Vector
- MediaWiki 用のスマートな外装は既定で同梱。
- Extension:Cite
- コアに同梱してあり、情報の典拠を出典として示す。これを使うと、同一の文書から抽出したデータを複数のウィキページに導入する時、情報の信頼性を一意に示すことができて非常に便利。
ナビゲーションと検索
- Extension:BreadCrumbs2
- Wiki内を移動するときのナビゲーション補助で、通常はカテゴリ階層を表示して強調表示するために使用。
- Extension:CategoryTree
- カテゴリ一覧に、内包する下位項目のページ数を示すカウンタを添えて改善。
- Extension:SphinxSearch
- 既定の検索エンジンに代わりサードパーティの Sphinx エンジンを採用、軽量でもコンテンツに照合する検索子のエラー許容度を高めた。
- その他の方法:
- Extension:Semantic MediaWiki
- ウィキの記事のコンテンツにメタデータを追加して、属性や記事一覧を含めたコンテンツを動的に抽出するクエリ言語を提供。
- その他の方法:
関連項目
- 用語集への登録 は MediaWiki のウィキにある学術系ウィキにおける用語の定義を収載
- MediaWiki 学術系ウィキの一覧