Structured Data Across Wikimedia/想定される使用事例

以下に、 SDAW のために技術的な構造体を実現した場合、どんな使用事例があるか想定してみました。中には、その他の技術的解決策で対応できるものも混じっており、それでも SDAW 構造によって、それぞれ個別の対応策を考えなくても一気に実現できる可能性があります。

留意点として、これらはあくまでも発想・アイデア であって自分が引き受けるかどうか. ではありません。もしも対応するデータが存在したときに、どんなことができるか、文字にする作業と考えてください。

短い題名	もし私がこういう状況なら……	私がしたいことは……	というわけで、私がしたいのは……
節のレベルで画像をお奨め	……キャンペーンもしくは初学者向けのタスクの関係者である私	……私のキャンペーンの主題、もしくは私が興味を持っている主題の領域で、視覚素材が少ない節を知りたいし、マッチする画像をお奨めしてほしい	……視覚素材が少ない記事に画像を追加する
特定のトピックに関してキャンペーンを主催する	……キャンペンを主宰する私	……特定の主題について述べていない節を把握すること、例 海岸や河岸に関する記事で、土壌流出を扱っていないもの	……キャンペーンで作業をしたいので特定の一覧にそれらの記事を追加する
検索機能の改善	……ウィキペディアで特定の概念について検索したい私	……検索結果を見た時、その概念に関連する記事の見出し構成を把握したいし、関連の概念を見つけたい	……自分が求めているものをもっと簡単に見つけたいし、関連の概念にも視野を広げたい
構造化タスクで、記事1本の下位に位置付けされるもの	……構造化タスクを始めたばかりの初学者の私	……自分が編集したいと思う節を見つけたい	……自分が興味を持っているエリアで作業して、初学者としての編集で失敗したくない
節単位の翻訳とデータの翻訳	……他の言語から記事を翻訳したい私	……私が興味を持った節は、私が訳出する言語版にすでに載っているかどうか知りたい	……興味を持った節を翻訳する（あまり複雑なプロセスは避けて、現状よりも安定した手順を希望）
オフラインの閲覧用の読書リスト	……利用できるデータ量が小さい環境でウィキペディアを読んでいる私	……ウィキペディアのうち、以前の検索結果とか選択をベースにして、きちんと検証された記事や節の一覧がほしい	……データ量を消費しないで記事を利用したい
パッと早わかりできるコンテンツ／視覚化したストーリー／音声で聴ける短編	……長ったらしい記事を読む時間なんてないし、私は記事を読むよりも音声で楽しんだり動画を見る文化圏の人なので	……私が関心を持っているコンテンツについては、画像や音声が入った短めの形式でストーリーを受け取りたい	…私好みの方法でコンテンツを使いたい
統計の改善	……私たちのコンテンツに内在する格差を把握したい	……特定の主題について議論している記事の総数を把握する、例 「女性の伝記には結婚に関する内容が多めである」	…開発やキャンペーンの焦点 その他 について、もっと良い判断ができる
目立たない荒らし行為を見逃さない方法の改善	……ウィキペディアの巡回者である私	……新しいコンセプトの編集が発生したとすぐに視覚的に知らせてもらい、当該の記事の流れから外れている可能性を把握できるようになる	……荒らしが発生したかもしれないとフラッグを立てて通知する
編集要約欄を構造化	……ウィキペディアの巡回者である私	……最近の変更履歴を絞り込んで、私が専門性を備えているものに限定	……巡回の対象にする編集を絞り込む
編集者のプロフィール	……ウィキペディアの編集者である私	……プロフィールのページがあると、私がこれまで寄稿してきたトピックの種別、あるいは私はどういう編集をしてきたか表示できる	……ウィキペディアで私が取り組む作業が、他の人に伝わりやすくなる