Help:Extension:Translate/翻訳支援

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翻訳支援 (あるいは翻訳ヘルパーとも) は翻訳中に役立つ必要な情報を翻訳者に提供する、モジュール群のことを指します。翻訳支援には種類があり、翻訳メモリや機械翻訳の訳文、メッセージに関する説明文書、あるいはメッセージの定義 – 翻訳の必要がある文までお勧めします。

message collectionと翻訳支援が提供するデータには重複が見られますが、基本的にメッセージ収集機能にはメッセージの一覧を抽出するために欠かせない情報しか提供できません。それらはつまり定義、翻訳、翻訳状況、直前の翻訳者 (査読できるのは自分以外の人の訳文に限定されるため) 等に相当します。

翻訳にはたくさんの支援クラスが伴います。翻訳支援機能クラスを拡張するどのクラスも、唯一、getData と呼ばれる方式を実装するだけで処理します。返す情報は構造化 (入れ子状の列) されます。これらのモジュールはPHPから直接呼び出すか、WebAPIを介することもできます。

MediaWiki 内での翻訳支援の使用方法

メッセージの説明文書を利用できる場合にそれを取得する、単純な例です。

$title = Title::newFromText( 'MediaWiki:Jan/de' );
$handle = new MessageHandle( $title );
$group = $handle->getGroup();
$context = RequestContext::newExtraneousContext( $title );

$aid = new DocumentationAid( $group, $handle, $context );

try {
	$data = $aid->getData();
	$docHtml = $aid['html'];
} catch ( TranslationHelperException $e ) {
	return;
}

echo $docHtml . "\n";

翻訳支援 API の使用方法

上記の例で見たとおり、翻訳支援はWebAPIを介して利用でき、その場合、MediaWiki WebAPIのフレームワークを使用します。 翻訳支援の利用手順は簡単で、URL http://translatewiki.net/w/api.php?action=translationaids&title=MediaWiki%3AJan%2Fde の入手に HTTP GET を行うのと同様です。 書式は何種類かありますが、JSON及びXMLが最も一般的に利用されています。 このAPIには認証は不要ですが、翻訳支援によっては、「inotherlanguages」のように使用言語の判定に利用者の個人設定を使用します。 左記の翻訳支援は、MediaWiki WebAPI の説明文書に書いてあるとおり、ログインしてから使います。

以下のようなデータが返ってくるはずです (読みやすく整形した JSON 形式です):

{
	"helpers": {
		"definition": {
			"value": "Jan",
			"language": "en"
		},
		"translation": {
			"language": "de",
			"fuzzy": false,
			"value": "Jan."
		},
		"inotherlanguages": [
			
		],
		"documentation": {
			"language": "en",
			"value": "Abbreviation of January, the first month of the Gregorian calendar",
			"html": "<p>Abbreviation of January, the first month of the Gregorian calendar\n<\/p>"
		},
		"mt": [
			{
				"target": "Jan",
				"service": "Microsoft",
				"source_language": "en",
				"source": "Jan"
			},
			{
				"target": "Jan",
				"service": "Yandex",
				"source_language": "en",
				"source": "Jan"
			}
		],
		"definitiondiff": {
			"error": "No changes"
		},
		"ttmserver": [
			{
				"source": "Jan",
				"target": "Jan.",
				"context": "MediaWiki:Jan",
				"location": "MediaWiki:Jan\/de",
				"quality": 1,
				"wiki": "mediawiki-bw_",
				"service": "TTMServer",
				"source_language": "en",
				"local": true,
				"uri": "https:\/\/translatewiki.net\/wiki\/MediaWiki:Jan\/de"
			}
		],
		"support": {
			"url": "\/\/translatewiki.net\/w\/i.php?title=Support&lqt_method=talkpage_new_thread&lqt_subject_field=About+%5B%5BMediaWiki%3AJan%2Fde%5D%5D"
	}
}

どの翻訳支援機能を呼び出すにも、ここにキーが必ずありますが (呼び出しが残念ながら失敗した場合を除く)、PHP側で例外を使えても、JavaScript側ではどの支援機能にもキー「エラー」とそれに伴う値としてエラーメッセージが設定してある場合が考えられます。 上記で definitiondiff を使うと、例を見ることができます。 直前の翻訳に対して何も変更が加わっていないため、差分の表示は不可能と返してきます。

JavaScript の例

Here is the same thing for JavaScript. By default the API returns all aids, but you can request specific ones with the prop param. In the example we are using jsonp to work around cross site request limitations. Be aware that you cannot execute any write actions with jsonp, so if you are using this API from JavaScript you will need: to have a proxy; to run the script on the same host; or to load a little helper (not yet implemented) from the target site.

apiURL = 'https://translatewiki.net/w/api.php?callback=?';

queryParams = {
	action: 'translationaids',
	title: 'MediaWiki:Jan/de',
	format: 'json'
};

$.getJSON( apiURL, queryParams )
	.complete( function( data ) {
		console.log( data );
	} )
	.fail( function () {
		console.log( "Failed" );
	} );

命名規則と戻り値

各翻訳支援には唯一の識別子文字列があります。 識別子では特殊文字、特に JavaScript の識別子として有効ではない文字 (-* など) を避けるべきです。

各翻訳支援が戻す配列は開発者ごとに異なるものの、一般的な推奨事項は守らなければなりません。

もし値として文字列を返す場合、フィールドのキーとして value が必須です。 language フィールドには言語が必須です。 このデータの利用者はHTMLでもどこでも、文字列に指定された言語と書字方向 (このページでは未提供) を漏れなくタグ付けする必要があります。 HTML出力が提供できる場合は、キー html を付与して提示します。 例えば、メッセージの説明文書や差分がこれに該当します。

訳文のお勧めは、例えば機械翻訳や翻訳メモリからの出力には、適する場合は次のキーを使用します。

  • source, source_language, target (target language is implicitly the same as the language of the translation)
  • server: 使用するサービスの識別子
  • quality: [0,1]値を用い、値が大きいほど指示された例が適合している。
配列を返すとき、** フィールドに必ず要素名を入力します。 機械翻訳および翻訳メモリに対しては suggestion と記入します。 これはMediaWiki WebAPIフレームワークが義務づける条件です。 表示はXML形式ですが、JSON形式では単なるリストしか出力しません。

標準の支援の一覧

{{[$1]|フィールド名}} は、戻り値がリストであることを意味しています。 PHP では、添字が整数の配列にキー ** が追加されたものです。これが必要な理由は前述の通りです。

クラス ID フィールド 注記
MessageDefinitionAid definition
  • language
  • value
CurrentTranslationAid translation
  • language
  • value
  • fuzzy - (真偽値) 翻訳が存在するものの、査読または更新が必要な場合は true。
InOtherLanguagesAid inotherlanguages
  • [suggestion]
    • language
    • value
利用者の個人設定に依存
DocumentationAid documentation
  • language
  • value - 構文解析前のウィキ マークアップ
  • html
MachineTranslationAid mt
  • [suggestion]
    • source
    • source_language
    • target
    • service
利用できるかどうかは、言語の対に対応しているかどうか、および外部サービスを利用できるかどうか、に依存します。
UpdatedDefinitionAid definitiondiff
  • value_old
  • value_new
  • revisionid_old
  • revisionid_new
  • language
  • html
表示は、MediaWiki の mediawiki.action.history.diff リソース ローダー モジュールに依存します。
TTMServerAid ttmserver
  • [suggestion]
    • source
    • source_language
    • target
    • service
    • quality
    • local - * server: 使用するサービスの識別子
    • uri - URL または他のリソースの場所を示す識別子
SupportAid support
  • url
これは、このメッセージについて利用者が質問を投稿できるウェブページです。
InsertablesAid insertables
  • [insertable]
    • display
    • pre
    • post
翻訳不可能な文字列を翻訳内に挿入することができます。フィールドは利用者に表示する内容、選択の前後それぞれに挿入する内容を示します。