Help:Extension:Translate/翻訳対象ページの移動
Translate 拡張機能を使用して他の言語に翻訳された翻訳元ページを移動する場合、翻訳元ページと一緒に翻訳ページも移動する必要があります。 翻訳ページは、翻訳元ページの下位ページとして存在します。 例えば、FooBar という名前の翻訳元ページがあり、そのページがフランス語とスペイン語に翻訳されている場合、翻訳ページは FooBar/fr と FooBar/es に存在することになります。
翻訳された翻訳元ページを移動する過程は、通常のページと同じです。 その違いは、下位ページの移動方法にあります。
画像では、翻訳対象の翻訳元ページを移動しています。 ここで注意したい節がいくつかあります。
- 翻訳ページ - 翻訳原文が既にどの言語に訳出されたか示します。 これが移動対象です。
- 翻訳単位ページ - 翻訳対象ページにおいて、これらは個別に追跡される部分のうちもっとも小さな単位です。対象ページは段落ほどのサイズの翻訳単位に分割され、それぞれの単位はメッセージとなります。 これらもすべて移動の対象です。
- 翻訳対象に指定された下位ページ - これらはその他の翻訳対象の原文で、移動対象の翻訳原文の下位ページとして存在します。 これらはこの時点の移動処理ではいっしょに移動できないため、個別に移動するほかありません。
- その他の下位ページ - これは移動対象の翻訳対象の原文ページの下位にある通常の下位ページです。 これを移動するには、画面に表示された「すべての下位ページを移動する」Move all subpages のオプションを有効にします。
トークページがあるなら、それも移動。 トークページ付きのページには前置詞 (Has talk page トークページあり) が付きます。 サブページを翻訳対象に指定した場合と同様、トークページが翻訳対象なら必ず個別に移動します。
利用者が移動手順の初期設定を行うと、実際の移動作業はバックグラウンドのジョブとして実行されます。 「移動ジョブ」の状態はページ翻訳記録で追跡できます。
跡地にリダイレクトを残すには:チェックボックスで選択できるようにしてあり、翻訳単位のページ自体と翻訳ページ以外のすべては、特定のページを移動した跡地にリダイレクトを追加できます(対象は翻訳対象ページ、トークページ、標準語のサブページおよびそのトークページ)。
$wgTranslatePageMoveLimit
の設定により変更できます。 多数のページの移動には、moveTranslatableBundle.php
の使用が推奨されます。
多数のページを一括して移動
多数のページを一括して移動するには、UI を使ってページ移動を実行する場合に適用する ジョブ キュー がやや信頼性に欠けるため、スクリプト moveTranslatableBundle.php
の使用が推奨されます。
ページ移動のときスクリプトは必要に応じて検証し、移動対象を表示、その後、利用者の許可を得るまでページ移動を待機します。
スクリプトは以下のパラメータを使います。
current-page |
必須 | 現在のページ名 |
new-page |
必須 | 新しいページ名 |
user |
必須 | 移動した利用者名 |
reason |
省略可能 | 移動を実行した理由 |
skip-subpages |
省略可能 | 下位ページ群を現在のページの下位に移動するのをスキップ |
skip-talkpages |
省略可能 | 作業中のページに付随する会話ページの移動を迂回 |
skip-redirect |
省略可能 | 翻訳可能な文字列、サブページおよび関連の会話ページへのリダイレクトを迂回 |
使用例:
# Here "Main Page 60" is being renamed to "Main Page 70" by "Admin" php extensions/Translate/scripts/moveTranslatableBundle.php "Main Page 60" "Main Page 70" Admin --reason "Just an example" --skip-redirect